教育福島0151号(1990年(H02)11月)-022page
と地域文化の振興に資する趣旨で実施している。各会場とも大好評で多くの児童、生徒、父兄、教師等が生の演奏、演技を楽しんだ。
1、音楽公演
「ミュージカル・アカデミー『ピエロの大行進』
・ 出演 ミュージカル・アカデミー
・ 実施町村 湯川村、小野町、岩瀬村、塙町(四町村)
2、児童劇公演
「裸の王様」
・出演 いちょう座
・実施町村 只見町、昭和村、新鶴村、矢吹町、中島村、小高町、滝根町、岩代町、月舘町、飯野町(十町村)
オーケストラの鑑賞教室
八、移動芸術祭巡回公演
文化庁が派遣する優れた舞台公演の鑑賞の機会を多くの県民に提供することにより、本県芸術文化の振興を図ることを目的として実施するものである。
(表3参照)
九、福島県芸術鑑賞教室
将来本県文化の振興を担う子供たちに、優れた芸術の鑑賞機会を提供し豊かな創造性や情操を培うことを目的として、オーケストラの鑑賞教室を今年度から実施した。
・会場・鑑賞者
・白河市民会館
白河市内の小学校六年生、中学校一・三年生 計 千二百三十一名
・棚倉中学校体育館
棚倉中学校一〜三年生、小学校六年生、保護者 計 八百五十名
・日時
十月二十二日(月)
十一時から 白河市民会館
十四時から 棚倉中学校体育館
・演奏者
オーケストラ教室管弦楽団(二管編成・五十三名)
トランペット 戸部豊
指揮者 稲田康
解説者 芝本善彦
十、福島県芸術祭
福島県芸術祭は、「県民による芸術発表等の促進」、「県民の芸術鑑賞機会の提供」及び「芸術文化団体等の活動促進」を三本の柱として、昭和三十七年度から実施しており、今年で二十九回目である。
昭和六十年度から、福島県芸術文化団体連合会の主管となり、民間団体の自由な発想で、活力に満ちた、県民に親しまれる芸術祭となった。
本年度は、県北地区を重点地区として、九月一日から十一月三十一日までの三か月間に、いわき地区を中心に二十二の主催行事が実施され、また、全県下において五十の参加行事が実施される。
十一、財団法人福島県文化振興基金
当基金は、県民による、自由で創造的な特色ある文化活動を推進するため昭和五十四年に設立された。
基金の事業運営の原資となる基本財産は、平成二年九月末現在六億三千五百万円に達しており、ここから生じる利息収入により、県民文化振興のための事業として助成事業及び顕彰事業を行っている。
現在、基金では、各種の文化活動に年間約二百八十件の助成をしており、設立以来これまでに二千九百八十七件、およそ三億円の助成を行っている。
(表4参照)
【助成事業】
文化団体等が、次の事業を行う場合その費用の一部を助成する。
(1) 成果発表事業 文化活動を自ら行い、その成果を地域の住民に広く発表する場合に助成するもので、対象となる部門は、表4の十部門ある。
(2) 発表会等への参加事業 県代表以
表4 (財)福島県文化振興基金54〜元年度の助成事業実績