教育福島0151号(1990年(H02)11月)-045page
言葉は大切
アメリカでは「I LOVE YOU」という言葉が大切で、いつも使われるが日本の場合はあまり使われない。日本とアメリカは社会的に違うが、奥さんや子どもたちに対しても「I LOVE YOU」か「愛してる」と言ってあげて欲しい。たぶん相手は喜ぶことだろう。
3 日本の英語教育に望むこと
私は生徒たちが私から人間や外国人との生活について学んで欲しいと夢みている。
英語に興味をもっている中学生は多いようだが、彼らは授業中は話したがらない。それに入学試験があるためか、授業はコミュニケーション活動より文法や単語が中心になっている、世界中でそれぞれの国語はコミュニケーションのためのものであるから、日本の英語の授業もそのようにしてはどうか。
英語指導助手は生徒たちと一緒に学校活動に参加したり、生徒に会う機会を作る方が良い。できるだけ遠足や修学旅行などに参加できると喜しく思う。こういう場合には、生徒たちに英語を話せる機会が多いし、お互いにその経験について話すことができる。間違いがあってもかまわない。コミュニケーションが何よりも大切だから。
平成3年度 県立高等学校募集定員決まる
全日制二万四千六百二人
中学校卒業見込者数の減少で千二百三人(前年度比)の減
去る十月二十九日、県教育委員会は平成三年度県立高等学校の募集定員を発表しました。
その主な内容についてお知らせします。
なお、各高等学校の募集定員数については次ページ表1のとおりです。
一、基本方針
(一) 平成三年三月の各地区の中学校卒業者や志願の動向を考慮しながら収容率の適正化に努める。そのために、地区ごとに臨時学級増、暫定増や学級減の措置を講ずる。
(二) 学校の適正な配置並びに学科の編制については、県後期中等教育審議会からの答申(昭和六十二年九月一日付)に十分配慮する。
(三) 全日制の課程については、普通科等(普通科、理数科、国際文化科、文理科、英語科)と職業学科(農業科、工業科、商業科、家庭科、水産科)の募集定員比及び公立高等学校と私立高等学校の募集定員比は、おおむね現状を維持するものとする。
(四) 定時制の課程については、地域の実態並びに各学校の志願状況に配慮する。
また、県後期中等教育審議会からの提言(平成二年三月二十二日付)を踏まえ、単位制課程を開設する。(注1 平成三年三月の中学校卒業見込者数は三万一千八百四十六人で前年度比千七百五十七人の減です。)
二、募集定員(暫定増を含む)
全日制 二万四千六百二人(前年度比千三百三人の減)
定時制 四百二十人(前年度比八十人の減)
単位制 百二十人(前年度比百二十人の増)
通信制 五百人(前年度比増減なし)
なお、暫定増については次のようになっております。
・県北地区〜福島、福島女子、福島西女子、福島東、福島南の五校、四十五学級について、 一学級あたり一人、計四十五人の増
・いわき地区〜磐城、磐城女子、平商業、湯本の四校、四十二学級について、一学級あたり一人、計四十二人の増
以上の暫定増の合計は、九校、八十
表2 臨時学級増、学科・課程新設、学級減、募集停止の状況
○ 引き続き臨時学級増する学校の状況