教育福島0153号(1991年(H03)02月)-002page
こころ豊かに〜豊かな経験に学ぶ〜
楽しい外部講師による実習
県立二本松工業高等学校
「うわー、できなーい、先生助けて下さーい」と呼ぶ声や、にぎやかな歓声があちらからもこちらからも上るのが、外部講師活用事業の実習です。
工業デザイン科では、3年時に、外部講師による「ろくろを使っての、粘土による立体造形」を体験します。ろくろを使っての作業は、なかなか自分の意図した形が出来ず苦労していますが、日頃の実習とは違ったむずかしさ、面白さに一喜一憂し、時間の経つのも忘れて、歓声を上げながら取り組んでいます。
「鬼ケ城太鼓」の練習に励む
いわき市立桶売中学校
いわき市川前町桶売地区には、土地の名峰鬼ケ城山の坂上田村麻呂伝説に由来する「鬼ケ城太鼓」があります。
桶売中学校では、この郷土芸能を昨年度から部活動として取り上げ、地元保存会の協力を得て練習に励んでいます。鬼ケ城太鼓は、大・中合わせて15台の太鼓と銅羅、ほら貝で構成され、振りは少ないが勇壮な音を響かせます。
現在、校内・外で活躍し、地域おこしに一役買い、大変好評を得ています。
しめ縄作りに悪戦苦闘
白河市立白河第五小学校
学校田で取れた薄緑色の美しい藁を使い、白坂地区老人会の方々の指導でしめ縄作りをしました。しめ縄作りも初めてなら藁をいじるのも初めてという子がほとんどですが、悪戦苦闘をしながらも、何とか仕上げました。
老人会の方々から昔話を聞いたり、手伝ってもらったりしながら、来年もまた教えてもらう約束をして和やかな一時を過しました。