教育福島0153号(1991年(H03)02月)-030page

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(二) 指導に当たっては、英語で表現する能力を養うために、言語活動を一層重視し、指導計画の中に明確に位置付けることが大切である。

(三) 中学校における指導内容との関連を図るとともに、指導方法についても一貫性を保つよう配慮することが望まれる。

(四) 英語指導助手とのティーム・ティーチングの工夫や視聴覚機器の活用を図ることにより、生徒の学習意欲を喚起し、授業を更に活発にすることができる。各学校の実情に応じた活用方法を研究することが必要である。

(五) 指導に当たっては、生徒が成就感を味わえるよう配慮しつつ、主体的に学ぼうとする力を培うことを目指すべきである。そのために、生徒一人一人の現在における学習到達状況の的確な把握、到達目標の設定、それを達成する道すじ等について研究・実践を続けることが必要である。また、年間計画や指導過程の中に評価を適切に位置付け、個性の伸長を目指す指導方法の改善工夫を図る必要がある。

 

三 教育課程の編成について

(一) 英1)、英2)は、四技能の調和のとれた総合性を目指し、これ自体で完結するものであり、2)A〜2)Cへの準備でないことを再確認する必要がある。

(二) 英2)と併せて選択履修している科目は2)B、2)Cに偏りがちであるが、新学習指導要領でのオーラル・コミュニケーションA、B、Cの設置を踏まえ、英語2)Aの選択についても十分配慮する必要がある。

 

家庭

 

高等学校の家庭科は、普通教育としての家庭科教育と職業教育としての家庭科教育の二面性をもっているので、両面の家庭科教育が一層推進できるよう努力する。また、家庭生活の各分野に関する基礎的・基本的な知識と技術を習得させるとともに、生徒の個性の伸長を図りながら学力の向上に努める。

なお、新学習指導要領についても研修を深め実践力を養う。

 

一 指導計画・指導内容・指導方法の改善に努める

(一) 指導計画は、生徒や地域の実態を踏まえ、家庭を取り巻く環境や社会の変化に対応した実践的・体験的・総合的学習が推進できるよう工夫する。

(二) 指導目標を明確にし、時代の進展に対応した指導内容を取り入れるとともに、理論と実際が遊離しないように努め、併せて指導方法の改善工夫を図る。

(三) 学習活動の活性化を図るため教材の精選と評価法の改善工夫に努める。

 

二 実験・実習の充実に努める

(一) 実験・実習は、各科目の目標、内容との関連を図り、社会の変化等に対応し、適切な題材、学習形態を取り入れる。

(二) 施設・設備の管理に配慮し、学習環境を整え安全と衛生に注意し、実験・実習が効果的に実施できるように努める。

 

三 ホームプロジェクトと学校家庭クラブ活動を重視し、効果的な指導に一層努力する

(一) ホームプロジェクトを重視し、各自の家庭生活の充実向上を図るよう指導する。

(二) 学校家庭クラブ活動を重視し、その活動が自主的・奉仕的・研究的に運営できるよう指導する。なお、特に研究活動の活発化を図る。

 

四 進路等を考慮し、各学科の特色ある家庭科教育が推進できるようにする

(一) 普通科等においては「家庭一般」以外の家庭に関する科目が履修できるよう努める。新科目「生活技術」「生活一般」の内容についても研究する。

(二) 家庭に関する学科においては、学科の目標を再検討し、特色ある学科づくりのために新設科目の導入、コース制の導入等に努める。なお、「課題研究」の内容について研究し、さらに、教育課程の中に位置付けるように努める。

また、資格取得を目指すなどにより、生徒の学習意欲を高め、目的に応じた学習活動が展開できるよう努める。

五 指導力の向上に努める

授業研究等の現職教育を重視するとともに、新分野の積極的な研修に努め、指導力の向上を図る。

 

農業

 

農業教育の目標を十分に踏まえ、実践的・体験的な学習を通して、人間性を豊かに育てる教育価値を究めるとともに、農業教育をより魅力あるものにするため、次のことについて努力する。

 

一 基礎的・基本的事項の徹底を図る

農業の各分野における基礎的・基本的な知識と技術を確実に習得させるとともに、より発展的な教育内容及び指導法の改善に努める。

 

二 実験・実習の改善充実を図る

農業学習に対する興味・関心・学習意欲を高め、課題解決能力を伸ばし、自己の学習能力を育てるために実際

 

 

 


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