教育福島0153号(1991年(H03)02月)-036page
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告知板
六個人と二団体を表彰
−(財)福島県文化振興基金顕彰者表彰式−
(財)福島県文化振興基金(理事長佐藤栄佐久県知事)の平成二年度顕彰者表彰式が二月十四日側(木)に福島市で行われました。
佐賀県知事から晴れの表彰を受ける顕彰者
文化振興基金は、県民の自主的な文化活動を援助・奨励し、県民による自由で創造的な、特色ある県民文化を振興するために昭和五十四年に設立されました。この趣旨に沿って、設立以来平成元年度までの十一年間に二千九百人十七件に対して二億九千六百十四万円余りの助成と、六十七個人・二十三団体の表彰を行っています。
今年度は、総合、音楽など五部門の個人六人と二団体が顕彰されました。表彰式には、佐藤県知事、大野県議会議長、大内県教育長らが出席。あいさつに立った佐藤県知事は「受賞者みなさんの業績に敬意を表します。今後も本県の文化の向上・発展にご尽力下さい」と述べ、受賞者に表彰状と奨励金を贈り、一人ひとりの功労をたたえました。
本年度の部門ごとの顕彰者及びその功績は次のとおりです。
<総 合>
○松川善吉(会津若松市)
全会津文化団体連合会等の創立に尽力し、副会長・会長として全会津の文化団体の組織強化・文化の振興に貢献するとともに、県芸術文化団体連合会の副会長として県内の文化振興に貢献した。
<音 楽>
○大島はる(福島市)
昭和三十七年から永年にわたり民謡、民舞の研究をするとともに(財)日本民謡協会福島県支部の設立に尽力し、また、福島県民謡連盟副会長として県内民謡の振興に貢献した。
○郡山市民合唱団(郡山市)
昭和四十七年に設立されて以来、地域の中心的な存在として音楽活動を続けてきた。全日本合唱コンクール県大会で活躍するとともに、東北大会で二年連続の金賞を受賞し全国大会に出場するなど、本県合唱の振興に寄与した。
<文 学>
○新井栄太郎(福島市)
昭和三十七年福島県川柳連盟の創設に尽力し、副会長として、また、川柳講座を開設して初心者の指導に当たるなど、永年にわたり本県川柳界の振興・普及に貢献した。
登校拒否対策のための啓発資料を作成
登行拒否対策会議は年々増加している登校拒否の児童・生徒への対応策や指導法を研究することを目的に平成二年度に発足しました。
対策会議はこれまで、専門家会議を三回、各教育事務所ごとに指導事例を協議する教職員会議を一回開催してきました。特に専門家会議(教育・福祉・医療等の専門委員十二名で構成)では、会議の成果をまとめた啓発資料をこの度作成しました。
啓発資料は、学校での指導援助の在り方を中心に、事態が深刻化する前の対応の重要性を踏まえ、登校拒否の防止と早期発見、早期対応の方法等が明示されています。資料の主な内容は次のとおりです。
o 登校拒否とは
o 登校拒否のタイプ
o 登校拒否に陥るきっかけは
o 登校拒否を防ぐためには
o 早期発見のために
o 登校拒否と思われるときには
o 関係相談機関との連携
啓発資料は三月中に、すべての小・中学校、幼稚園、公民館と小・中学校の全教員、各市町村教育委員会に配布されますので有効にご活用下さい。
なお、平成三年度の登校拒否対策会議では、指導事例を中心とした資料を作成する予定です。