教育福島0161号(1992年(H04)02月)-007page

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す。これは他にもありまして、世界中調べてみても共通していることです。

だから学校の勉強をしなくてもいい、ということを私は言っているのではない。やはり、本当に何かをやろうと思ったら、もちろん頭がいいに越したことはありませんが、しかしそれとともに、もっと一所懸命になってそれをやるとか、或いは一所懸命になってそれをいつまでも続けていくとか、途中でやめないということが大事だということを申し上げたい。

今回、私が一番申し上げたいのは、福島県が、このような賞をお創りになったということでありまして、私にとって大変嬉しかった。皆さんから言えば、県知事さんに感謝をしなければいけない。

しかし、これは、第一段階を終わったところです。これから先、第二段階、第三段階と次から次へと皆さん方が上がっていくことが必要ではないかということになります。

拝見しまして、例えば、中学校の最優秀賞になられた方の仕事などは、大変根気よくやったなという感じがします。これだけ根気よく続けた仕事というのは、なかなか大人の世界でも珍しいんではないかという気がいたしまして、最優秀賞ということになったわけですが、今後ともぜひそういう仕事を展開していただきたい。

まだまだいろいろありますね。一体、うまい米というのはどんな米のことを言うのかとか、一体、米なんていうものは、どうしてあんな小さな粒の中にその後大きな稲に変わっていく謎を秘めているのかとか、どんなことをしたらうまい米になるのかとか、それ以外にもいろんなことがあります。そういうふうに、だんだん年を取るにつれていろんなことを勉強してくるわけですから、それに従って次から次へと新しいことを調べるという

 

 

 

 


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