教育福島0161号(1992年(H04)02月)-037page
美術館だより
企画展案内
「アーティストの風貌」展
写真家のとらえた“個性”−ボードレールからピカソまで−
会期4月18日(土)〜5月17日(日)会場福島県立美術館
肖像写真は、写真本来の記録性に加え、人物の内面描写、心理表現といった、写真家の表現意欲が最も鮮やかに示されるジャンルといえます。
とりわけ、詩人、小説家、画家、映画のスターなど、独自の個性を持つ芸術家の肖像を撮ることは写真家の創造意欲を強く刺激し、数多くの傑作が生み出されました。
本展は、横浜美術館所蔵作品(写真)の中から海外の写真家二十七名および日本の写真家六名による十九世紀から現代にいたる著名な芸術家の風貌をとらえた写真二百点によって、すぐれた肖像写真の魅力を紹介するものです。
主な写真家
ナダール、ブラッサイ、ロバート・キャパ、ブレッソン、スタイケン、マン・レイ、木村伊兵衛
観覧料
一般・大学生610円(510円)、高校生460円(360円)、小・中学生300円(200円)( )内は20名以上の団体料金
休館日4月20日(月)、27日(月)、30目(木)、5月6日(水)、5月11日(月)
エティエンヌ・カルジャ「シャルル・ボードレール」一八六三年
ナダール「ジョルジュ・サンド」1870年
ロバート・キャパ「パブロ・ピカソと息子クロード」1948年