教育福島0163号(1992年(H04)06月)-041page
わたしたちの活動
最新の教育機器を用いた活動、地域の特色を生かした活動など、特色ある活動が各校で行われています。その中から三校の活動を紹介します。
最新の教育機器を用いた活動、地域の特色を生かした活動など、特色ある活動が各校で行われています。その中から三校の活動を紹介します。
○コンピュータで学習しよう!
須賀川市立第二小学校
本校では、平成二年度から市教育委会員より「コンピュータ教育との研究指定を受け、LANシステムにより二十一台のコンピュータが設置されました。
「コンピュータに触れ、慣れ、親しませる」ことを基本としながら、子ども達のコンピュータリテラシーの育成に努め、子どもが主体的かつ意欲的に学習を進められるようコンピュータの効果的な活用法について研究推進を図っています。
コンピュータ活用の学習
子ども達は、コンピュータ室での学習を大変楽しみにしており、キーボードやマウスを上手に操作して画面に映し出される映像を見ながら生き生きと学習に取り組んでいます。
○「思いやりの心」を育てよう!
郡山市立宮城小学校
宮城小・中学校では「思いやりの心を育てる」を合言葉に、三年前から小・中連携による生徒指導を推進してきました。中でも特筆できる活動は、小・中連携の合同活動です。
小学一年生から中学三年生までを縦割班で三十班に編成し、「遊び」「いも煮会」「クリーン作戦」「製作活動」などの活動を主体的に計画、実践させ、リーダーシップを体験させながら、温かい人間関係を譲成してきました。
共に取り組む
これらの活動を通して培われた信頼感や連帯感は、思いやりの心を育てるとともに何事にも意欲的に取り組む態度を育て、教育活動すべてによい成果をあげています。
○響け!「北成田ぶち合わせ大鼓」
三春町船引町学校組合立要田小学校北成田分校
北成田分校は、一年から四年までの児童十五名、複式二学級のへき地極小規模校です。
児童の伸びやかな表現力を育成するため、平成二年度から「北成田の自然・文化」を教材化した体験的な活動を実践してきました。
○しいたけ栽培、専業農家見学
○成田神社「太々神楽」に関する地域古老との交流学習
○創作「北成田ぶち合わせ太鼓」の練習と公開、次年度への継承
これらの活動を通して、児童は以前にもまして瞳を輝かせ生き生きと活動するようになりました。今年も少人数の長所を生かし、体験を重視した学習を児童とともに進めています。
北式田ぶち合わせ太鼓