教育福島0164号(1992年(H04)07月)-043page

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ぶことが大切である。

8) ボランテイア精神の醸成、ボランティアへの意識変革と参加の拡大をはかる必要がある。

9) 自然環境を教育に生かし、ふるさとの良さを再認識させる絶好のチャンスであり、郷土愛の精神を育み、活動の充実を図りたい。

10) 地域住民の一人である子供たちに地域文化の重要性と伝統民族文化財の伝承保存を伝えたい。

 

・PTA

 

1) 各家庭の意識変革を推進するため、学校、家庭、地域の連携をはかり、広報活動や、校外活動のできる環境作りに努める必要がある。

2) 学校週五日制実施後も、問題解決のための集まりを持つ必要がある。

3) 父親のための学習会を実施、継続し、それをPTA広報紙等でPRしていくことで、意識を高めたい。

 

・関係施設

 

1) スポーツ施設等の開放による子どもや親子のスポーツ活動参加の機会の拡充が必要である。

2) 公民館・図書館における子どもや親子の文化活動、お年寄りによる伝承遊びや暮らしの知恵の伝達等の活動により、親子や地域の人々とのふれあいを深めていくことが大切である。

3) 子どもの歩ける範囲に図書館がほしい。また、児童書やお話の専門家を置き、お話会等を定期的に開催したい。

4) 公的施設は、もっと利用の細則等をやわらかくして、子どもたちが主体的に利用できるようにする必要がある。例えば、各施設等の利用時間の延長等の変更。

5) 美術館等で、絵画の解説が大入向きであることが多い。解説者がついたり、子ども向けの解説に変えたらどうか。

6) 長山村郡における文化センター、図書館などの施設面を充実してほしい。

7) 交通機関の整備と、公共の乗り物の手配等利用しやすい方法の改善が必要である。

 

・行政

 

1) 学力低下が心配されているが、心豊かなたくましい人間を育成するという観点で学校週五日制を推進するなら、「二兎を追わない」ことが大切である。

2) 授業時数や学習内容の削減について、学習指導要領の改訂が必要である。

3) 県全体に広報ネットワークを作り、情報の発信と収集を行う必要がある。

4) 青年教室、公民館活動等、社会教育全般の見直しが必要である。

5) 教育広聴会を来年以降も実施してほしい。

6) 社会教育・文化活動等の育成、支援が必要である。

7) 法律の弾力的運用や、実施後の行政の柔軟で寛容な態度を期待したい。

8) 教員の週休二日制と関連づけての視点がほしかった。

9) 幅広い人格形成をめざした教員の自主研修が必要である。

10) 計画通りに進行しているかどうかを確認するチェック機能が必要である。

11) 実施に当たっては、それぞれの項目の優先順位をあげるべきではなかったか。

 

・その他

 

1) マスコミ関係の協力が必要である。

2) 塾でも、遊びを教える塾があってもいいし、生き方や社会人としての有り様を教える塾があってもよい。

3) 第二土曜日には極力仕事を休める地域社会の環境作りに努力すべきである。

4) 欧米とは異なる歴史や文化のある日本で実施するわけなので、形態の模倣にとどまらないようにしたい。

 

全国高校総合文化祭参加計画

 

第十六回全国高等学校総合文化祭は「おこそう 文化の波 マリンロードに のせて」のテーマのもと高校生の新しい文化の創造を目指し、復帰二〇周年にあたる沖縄県で開催されます。

十三部門にわたり八月三日〜七日まで、四十七都道府県の代表や外国の高校生が参加して開かれます。

本県からも、優秀団体や作品が次の通り参加します。

○合唱 25名 原町

○演劇 40名 湯本

○放送文化 6名 福島女子、会津女子、郡山北工業、郡山商業、内郷、相馬

○美術工芸 3名 双葉、相馬、新地

○書道 3名 相馬女子、保原、福島女子

○写真 5名 福島女子、安積、相馬女子、原町

 

 

 


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