教育福島0165号(1992年(H04)09月)-010page
視点〔1〕については
ア、身近な人(両親、先輩など)の生き方にふれる。
イ、自分の歩みを振り返り、今後の歩みについての見通しをもつ。
ウ、偉人の生き方について学ぶ。
これらを基盤に自己の生き方に対する手がかりを確実に得させることにした。
視点〔2〕については
ア、 一時間の授業のねらいを正しくとらえる。
イ、 一日の生活プログラムにそった活動を行う。
ウ、将来の希望の実現に確かな手がかりを得る。
これらを基盤に日常生活や将来の進路に対する目的意識を育てていくことにした。
視点〔3〕については
ア、生徒自身が長所を客観的につかむ。
イ、長所を伸ばすよう努める。
ウ、生徒自身の未知の部分に対する可能性についての情報を得る。
これらを基盤に自己の可能性を広げ、長所を生かそうとする意識をもたせることにした。
2、研究に取り組む内容
(1) 研究主題に迫るための年次計画
(資料1参照)
資料1 研究推進計画
1) 平成二年度
「望ましい進路選択ができる学習への取り組ませ方」
・継続的に指導を行うための指導計画を整備する。
・進路の選択について意識調査を行い、問題点を明らかにする。
・目的意識を育成する授業を計画的に進め、評価、反省を累積する。
2) 平成三年度
「将来の希望の実現や可能性を広げるための段階的指導や生徒主体の活動のあり方」
・生徒を主体的に活動させ、可能性を広げる工夫を取り入れ、その効果を探る。
・生徒が主体的に活動する場を、教育活動全体の中で検討し、設定し、効果的な進め方を探る。
計画的に校内研究会を設け、また関係機関の指導を受け、授業の展開を中心に改善を図ることにした。
3、研究組織とその運営
研究を進めるため左ページに示す組織をつくったが、生徒が主体的に活動する時の核として学級運営委員会を設定した。運営については次の