教育福島0165号(1992年(H04)09月)-040page
ふくしま団体に向けて
「運動部指定校積極的に活動!!」
「ふくしま国体」に向けての平成四年度の運動部指定校の活動状況を紹介します。
各指定校とも積極的に練習に励み、好成績を収めています。
競技力向上対策本部では、三年後の「ふくしま国体」で男女総合優勝することを目指して大いに活躍してくれることを期待しています。
内郷高等学校(剣道部)
剣道部の一日は早朝練習から始まります。雨の日、風の日、雪の日も休むことはありません。特に真冬の凍てつく格技場での練習は、足が麻痺して耐えきれないほどの時もあります。しかし、部員一同が心を一つにしてがんばっています。練習時間は、四十分程度ですが、「継続は力なり」という言葉を信じて汗を流しています。
放課後は、週二回の体力トレーニングを実施するとともに、技術の習得に全力を注いでいます。特に、面技(面打ち)に重点を置き、正しい、力強い剣道ができるようになることを目指しています。
さらに、他校の男子との合同強化練習会をとおして、戦力の向上に努めています。
目標はもちろん「ふくしま国体」で優勝することです。 顧問 小暮徳一郎
安達高等学校(カヌー部)
カヌー競技は、川や沼の自然条件に影響されることや艇などの用具が高価なこと、さらに、指導者が少ないことなどから全国的にも競技人口が少なく、取組みが困難な競技です。特に、河川という特殊な条件の中での活動になるため、安全面では他の競技とは違った対策が必要になります。
このような課題が数多くありましたが、東和町をはじめ、関係の皆様方のお骨折りによってひとつひとつ解決し、今年度から部活動として練習を開始しました。
現在、男子三名、女子五名の部員で、毎日会場地となる東和町の阿武隈漕艇場で練習を続けています。
目標は、もちろん三年後に迫っている「ふくしま国体」で優勝することです。
顧問 軽部英敏