教育福島0165号(1992年(H04)09月)-043page

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わたしの学校・ぼくらの活動

 

宇宙トマトに夢を託して

いわき市立三阪小学校

 

「スペースシャトル・チャレンジャーによって、宇宙空間にはるばる運ばれていたトマトの種たちが、三阪小にもやってきた。どんな花が咲き実を結ぶかみんなで育て観察しよう。」と、宇宙トマトに夢を託して栽培を続けています。

今年は、国際宇宙年、その記念事業の一つということで、市教育委員会を通して種子が届けられたのが三月。播種、育苗など、戸惑いながらも栽培を続け、どうにか結実し始めてきた今、宇宙を旅しなかった「地球トマト」と、当地の「もも太郎トマト」の三種を比べながら栽培し、観察をしているところ。「宇宙トマトはのろいね。」という子どもの声。

「自らほりおこし、たがやし育つ子ども」の育成をめざす一つの活動として、この宇宙トマトによって、子どもたちが何を学んでくれるか楽しみにしているところです。

 

苦しいときが勝負

 

苦しいときが勝負

いわき市立植田中学校

 

本校は県下でも有数のマンモス校であり、また様々な部活動で県内、県外を問わず活躍しています。その中で陸上競技部は国体強化指定を受けて二年目となります。特に、この指定については陸上競技部の伝統を受け継ぎ、誇りをもって日々の練習に取り組んでいる姿が高く評価されたものと思っています。

現在、指導者は三名おり、中長距離と他部門の二部門を中心に指導しております。この夏も、東北・全国大会への上位入賞と、今秋の駅伝大会の優勝をねらって合宿を計画しています。部員達は「苦しい時が勝負」を合言葉に練習に励んでいます。

この指定により、生徒一人ひとりが「国体成功の一翼を担う」という実感と自信を持てるよう、さらに練習に取り組ませたいと思います。

 

磯で生き生き生活科

 

磯で生き生き生活科

いわき市立江名小学校

 

本校では、地域環境の教材化を図り、機や砂浜に出て生活科の学習を進めています。広い磯のある江の浦は、五月から七月にかけて潮位がマイナス十センチメートルも下がり、磯遊びに最適となります。

普段、磯に入れない子どもたちにとっては、興味をそそられるものばかりで、どの子も目を輝かせ、生き生きした表情で活動しています。ヤドカリや小ガニを専門に集めている子、アメフラシの吐き出す紫色の体液に驚き、飽くことなく見とれている子、二人組で小魚を追いかけて夢中になっている子、貝殻を丹念に集めて歩く子など様々です。集めた貝殻は、教室に持ち帰り、次の活動に発展させていきます。

教室を飛び出しての生活科の学習は、教師の指導の姿勢を学び直す良い機会となっています。

 

 

 

 

 


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