教育福島0165号(1992年(H04)09月)-048page
食事内容の充実を目指して
−県学校給食調理コンクール終わる−
県学校給食調理コンクールは、学校給食の食事内容の充実と調理技術の向上を図るために毎年実施しています。
今年度も、八月十八日(火)に県学校給食会において、各教育事務所から選ばれた七チームが参加し、チーズを使う課題献立と、二百二十円以下の予算で作る自由献立について、競技が行われました。
出来上がった作品は、素晴らしいものばかりでしたが、味、栄養のバランスはもちろん、調理の工夫、盛り付けなどについて総合的に審査し、次のとおり表彰されました。
・文部省体育局長賞(課題献立最優秀賞)
梁川町学校給食センター
・日本体育・学校健康センター理事長賞(自由献立最優秀賞)
会津若松市立行仁小学校
・福島県教育委員会教育長(準優秀賞)
いわき市立四倉学校給食共同調理場
・(財)福島県学校給食会会長賞
郡山市立安積第三小学校
白河市立白河第三小学校
只見町立只見中学校
原町市立石神第二小学校
真剣に調理に取る組む参加者
最優秀課題献立
チャイム
オリンピック雑感
三瓶 恭士
スポーツ観戦の好きな私にとって、今年の夏はきわめて忙しかった。特にバルセロナ・オリンピックの開催期間中は、寝不足の状態が続きいささか困った。
オリンピックを見ていて特に印象に残ったのが二つある。一つは水泳の岩崎恭子選手の活躍である。十四才、中学二年生になって間もない彼女の金メダル獲得には感激し、最大の拍手を送った。泳ぐたびにタイムを縮める活躍ぶりは、コーチや指導者の予想をはるかに超えるもので、伸びざかりの「若さ」のすばらしさに感動を覚えた。ただ心配なのは帰国後のものすごい歓迎ぶりである。彼女をさらに大きく伸ばすためには、フィーバーは一時的なものであって欲しいと願うものである。
もう一つは、アメリカのバスケットボールチームの活躍である。鍛えぬかれたプロ選手主体の″ドリームチーム″がガッツあふれるプレーで次々と得点を重ね予定通り圧倒的強さで勝利をおさめた。最近のオリンピックへのプロ選手参加を認めるオープン化傾向の是非は別として、彼らはプロ選手として平素から自己管理を厳しくし、技術を磨き、常に最一角のプレーを披露できるよう努めている。
いうまでもなく、われわれサラリーマンもれっきとしたプロである。プロ意識に徹して職務を遂行すべきことは、スポーツ選手と何ら変わるところはない。どのような環境でも、常日ごろの琢磨とガッツは忘れたくない。
(東邦銀行公務部長)