教育福島0167号(1992年(H04)11月)-009page
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3 平成四年度から
−「学力向上ステップアッププラン」推進事業開始−
「創造性豊かな魅力ある学校づくり」推進事業を含めた過去四年間にわたる本校の学力向上対策について一応の総括をし、次の段階に向け改善のための検討が行われていた時期に、本校は、県教育委員会から、「進学推進対象校」の指定を受け、「学力向上ステップアッププラン」を推進することとなった。
本校としては、前記2の事業を受け、引き続き実践すべきもの、残された懸案事項を中心に本事業の実施内容を策定し、各々の一層の充実を図ることを期してその実践の緒についたところである。
したがって、本事業の実施内容は前事業とほとんど同じものであり、新規事業は「中・高連携」のみであった。
以上ここ数年の本校の学力向上に関する動きを概説した。「創造性豊かな魅力ある学校づくり」と「学力向上ステップアッププラン」の二つの事業は、実にタイミングよく本校に導入され、あるいは「加速剤」として、あるいは「けん引力」として機能しており、現在の本校における“魅力ある学校づくり”の本流になっていると言えよう。
ただ、ここで銘記しておきたいことは、本校の“魅力ある学校づくり”は、決して「学力向上」のみに偏っているわけではなく、もうひとつの大きな使命である「良き女性・良き社会人を養成する場」として、“在り方生き方”の指導や生活指導、クラブ活動等にも十分に意を用いていることである。
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三 創造性豊かな魅力ある学校づくり(平成元年〜三年)
1 主な実施内容
平成元年度
現在まで実践してきた教育課程の編成と実施、学習指導法等について反省を加え、改善・充実を図る。他県先進校の視察報告を行い、本校の実態に照らして問題点を解明し、学力向上のための対策を図る。
平成二年度
前年度のまとめを基盤として、本校としての学力向上の具体的方針をまとめるとともに、教員、生徒、保護者の意識の一体化を図ることに努め、学習環境の整備・充実、進路講演会や学習合宿等の実施によって進路意識の一層の高揚と学力向上の推進を図る。
平成三年度
教員全体の一層の研修体制を整備し、生徒の学習意欲高揚のための環境の場を整え、自己実現を有効に図る。さらに、最終のまとめとして、三年間の実施内容に関し総括的に検証を行い、その成果及び課題についてまとめるとともに、本校の今後の学力向上のための指針に資する。
2 主な成果と課題
○他校視察研修−本校の教育課程編成における類型改善の方向づけや学力向上を目指す学習合宿実施のための具体的指針として役立った。
○進路講演会−在り方生き方を考えさせる良い機会となった。また、対象を保護者にまで広げたことにより、親子共通に進路を考え、今後の対応を練る機会となった。
○研究集録発行−教員全体が自己研修の意欲を高め、資質向上を目指す契機となった。
残された課題として、グレード制の導入、学習合宿の実施方法、中学校との連携、施設・設備の充実があげられる。
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学習合宿−納得いくまで−
四 学力向上ステップアッププラン
(平成四年〜六年)
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