教育福島0167号(1992年(H04)11月)-048page
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平成五年度
県立盲学校・聾学校・養護学校高等部
生徒募集定員決まる
各校の募集定員については左の表のとおりです。
平成5年度福島県立盲学校・聾学校・養護学校高等部生徒募集定員
学校名 障害種別 学科名 募集定員 福島県立盲学校 視覚障害 普通科 若干名 保険理療科 若干名 福島県立聾学校 視覚障害 普通科 若干名 産業工学科 若干名 金属工業科 若干名 被服科 若干名 福島県立郡山養護学校 肢体不自由 普通科 若干名 福島県立須賀川養護学校 病弱 普通科 若干名 福島県立会津養護学校 精神薄弱 普通科 若干名 福島県立平養護学校 肢体不自由 普通科 若干名 福島県立いわき養護学校 精神薄弱 普通科 若干名
福島県立盲学校 視覚障害 専攻科理療科 若干名
募集に関する詳細については当該校にご照会ください。
◇
盲学校 (〇二四五)三四-二五七四
聾学校 (〇二四九)五一-二〇八一
郡山養護学校(〇二四九)五一-〇二四七
須賀川養護学校(〇二四八)七六-二五一一
会津養護学校(〇二四二)三二-二二四二
平養護学校(〇二四六)二四-二五〇一
いわき養護学校(〇二四六)三四-三八〇六
家庭劇場
家庭劇場は、本格的な文化施設のない地域の県民のために、家族ぐるみで鑑賞できる舞台芸術を提供するもので、毎年希望の多い催しです。
今年はデキシーランドジャズの演奏と創作民話「地べたっこさまやぁーい」の上演でした。
生のジャズが初めての子供たちは、体を動かしながら聞ける音楽に新鮮な驚きを感じたようです。また、ユーモラスな地べたっこさまの演技に会場は沸いていました。
いずれも、テレビや映画とは異なる生の舞台の迫力に感心している様子でした。
本年度は次のとおり開催されました。
◇音楽公演「薗田憲一とデキシーキングスの楽しいコンサート」
9/28〜9/30 金山町熱塩加納村飯野町 大熊町 入場者数二〇六〇名
◇児童劇「地べたっこさまやぁ-い」
劇団 えるむ
9/9〜10/3 鹿島町 常葉町 月舘町 北会津村 大信村 鏡石町 大玉村 天栄村 棚倉町 只見町
入場者数四三七七名
お詫びと訂正
本誌十月号、19ページの特別企画の県立美術館報告と26ページ随想に誤植がありました。お詫びして左記のように訂正いたします。
〇県立美術館報告文の末尾追加
考えさせられた一日でした。
〇佐藤昌則先生の所属校
誤 富岡町立富岡第一中学校教諭
正 富岡町立富岡第一小学校教諭
チャイム
歌文化
石河清
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心の渇きを音楽に歌に慰めを求める姿は、古今東西人間の持つ宿命でしょう。喜びに歌い、怒りにふるえ、哀しみに泣き、楽しみを謳歌します。人は皆、それぞれ歌の中に想いを見出すことが出来るでしょう。そんな想いの中から生まれたのが“心に残る日本のメロディを一〇〇〇曲歌う会”でした。あれから三年、今では三〇〇曲を超えるレパートリーを消化し、その節目、節目には新しい創作曲を歌っています。当時NHKが全国から募った日本の名曲一〇〇曲を選ぶタイミングと合致したのです。福島県では“牧場の朝”をトップに“赤トンボ”“ふるさと”そして“夏の思い出”などが上位に入っていました。それらは全て、自然との関わりと共存によって歌い継がれ、慰めとなりエネルギーとなって、人間生活の生きる証しともなっているのです。
昨年旧ソ連から独立したバルト三国の民族的躍動の合唱、また、東西ドイツの統合には、ベートーヴェンの“第九”によって人々は歓喜し、民族の悲劇を忘却したものです。日本人の感興はやや薄いけれども、甲子園で流れる校歌は、その縁のある者全てを興奮と陶酔の中で涙させます。
カラオケ文化(風俗現象と言いたいが……)はいつまで続くやら、密閉した部屋の中からは創造の芽は生まれてこないでしょう。二十一世紀へ向かって複雑極まる社会構造の変化の中で人間関係も大事です。その中でもう一度も二度も自然を見つめ、謙虚と自然への愛を強調し人間愛の深さを歌った作品の創造が、エネルギーを持って出現することを願い、歌が文化になる事を祈って止みません。
(心に残る日本のメロディを一〇〇〇曲歌う会主宰)
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