教育福島0167号(1992年(H04)11月)-049page

美術館だより

常設展特集

「日本画にみる風景」

会期1月5日(火)〜17日(日)会場県立美術館

平成4年度の常設展特集は、当館所蔵の日本画作品の中から、風景の表現に焦点を当てて様々な作品をご紹介いたします。

日本画の中の風景は、例えば熊坂適山の山水画のように、伝統的には現実の風景ではなく一種の理想郷を描くものでしたが、近代にはいると、酒井三良の作品に見られるように現実の風景を実際に取材して描くようになっていきます。

今回は、熊坂適山の「蘭亭曲水図」、湯田玉水の「寒村暮雪」、酒井三良の「江南春色」、斎藤清の墨画「会津の冬」、中野蒼穹の「爽晨」など、江戸時代から現代にいたる約30点ほどの作品によって、その変遷を追います。

観覧料

一般・大学生250(200)円

高校生150(120)円

小・中事生100(80)円

※(　)内は20名以上の団体料金

休館日

毎週月曜日

熊坂適山「蘭亭曲水図」1859年

酒井三良「江南春色」1940年

「美術館への年賀状」作品募集

県立美術館では、県内の小・中学生から版画・はり絵・イラストなど手作りの楽しい年賀状を募集します。

年末に通常の年賀状を出す時と同じ要領で美術館宛に送って下さい。

お送りいただいた作品は一月に「美術館への年賀状コーナー」に展示します。子どもたちの多彩な表現と豊かな感性をお楽しみ下さい。

主催＝福島県立美術館展示

期間＝平成五年一月九日(土)〜三十一日(日)(観覧無料)

作品内容＝県内の小・中学生がハガキを利用して、年賀状のために本人が制作したもの一点とする。表現技法は自由。

送り方＝ハガキの差し出し人の所に住所・氏名・学年を記入。

受付締切＝平成五年一月五日までに届いたものを展示します。

※賞の授与等の顕彰は行いません。

送り先

〒960福島市森合字西養山一番地福島県立美術館年賀状係