教育福島0169号(1993年(H05)02月)-013page

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二、教職員研修事業の概要

 

はじめに触れましたが、教職員の資質の向上及び教育内容、指導方法の改善充実が重要な課題となっています。

養護教育センターで実施する研修は、「基本研修」と「専門研修」の二本立てになっています。これらはいずれも、養護教育の今日的課題を十分に踏まえた内容となっています。

(一)目的

養護教育センターが行っている組織的な研究や教育相談等の成果を生かした基礎的・基本的な知識及び技能の習得に関する研修を行い、養護教育関係教職員の資質の向上に役立てます。

(二)内容

1) 初任者研修

新任教員に対して、現職研修の一環として、一年間の研修を実施し、実践的指導力と使命感を養うとともに、幅広い知見を得させることを目的としています。

当センターでは、宿泊研修として都合六日間、それに、基本研修、教育相談研修をそれぞれ一日ずつ行います。

2) 経験者研修1)

教職経験五年の盲・聾・養護学校教員を対象とした講座です。

3) 経験者研修2)

教職経験十年の盲・聾・養護学校教員を対象とした講座です。

4) 専門研修

心身障害児教育に関する専門的な講座です。講座によって受講対象は異なりますが、盲・聾・養護学校教員、小・中学校教員及び公・私立の保育所・幼稚園の教職員が受講できます。

2)〜4)の講座は表3の通りです。

 

三、調査・研究事業

 

本県養護教育の充実と伸展に役立てるための実践的研究を行っています。

五年度は、共同研究三年次の最後になりますが「コンピュータ活用の実際-その2-」に取り組みます。

ハード、ソフト両面の開発と活用に重点を置いて研究を進めており、これが波及して、今後教育現場での実践に生かされるであろうと期待が寄せられています。

研究成果は、研究紀要にまとめるとともに、例年通り、二月中旬の養護教育センター研究報告会で発表します。

 

四、広報・啓発事業

 

養護教育に関する理解を深め、正しい障害者観を確立するとともに、温かい心が通い合う連帯に満ちた豊かな地域社会を築くための普及啓発を進めていきます。

 

表3 平成5年度 教職員研修講座一覧表

 

1. 基本研修

 

2. 専門研修

 

2. 専門研修

 

 

 

 

 


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