教育福島0171号(1993年(H05)06月)-037page
3)直接交流の記録
直接的交流 実施の記録
直接的交流 実施の記録
直接的交流 実施の記録
風船バレーボール
真心を込めて植えよう一人一鉢
さあ!「手話を始めますよ」
六、研究の成果
交流回数が増えていく毎に、両校の生徒達の創意と工夫が織り込まれ、心に残る楽しい交流となりました。その成果は次の通りです。
1 心身(聴覚)に障害のある人に対する誤解や偏見が取り除かれ、好ましい人間関係が成立した。
2 交流経験が広がり、文通や作品交換など自主的な交流ができた。
3 聴覚障害のある人たちへの心配りやいたわりという「思いやり」が自然にあらわれてきた。
4 保護者や地域の人々も障害のある人への理解や関心が深まり、少しずつ援助の手がさしのべられた。
七、今後の課題
交流を通しての「思いやりの心」ははぐくまれてきました。今後は、
1 日常的な生徒自らの積極的な交流の機会を多くし、「共に生きる喜び」を一層深く味わわせたい。
2 障害のある人が活動するときは心の支えになる「思いやりの心」の大切さを道徳や特別活動の時間に適切に位置づけ指導したい。
3 生徒や保護者、地域の人々への啓発活動については、多くの機会をとらえて、積極的に続けたい。
4 交流活動で得た知識や体験を生かし、社会福祉施設訪問や地域の美化活動に積極的に参加させたい。