教育福島0173号(1993年(H05)09月)-009page
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示されているように、大きくは「各教科の学習」と「特別活動」の二つの領域を柱として行われている。
このことから、特別活動を従来より重視するという観点に立ち「各教科の学習の記録」に対する「特別活動等の記録」の評価の比重を拡充するとともに、学力検査と同等の評点とする。
三 改善のポイント
「推薦選抜」、「入試調査書」の改善は次のとおりである。
【推薦入学者選抜】
一般の入学者選抜と時期の異なる推薦入学者選抜を、すべての公立高等学校において実施する。
選抜方法は、推薦書及び調査書の記載内容を吟味するとともに、小論文・面接・実技の中から自校の特徴に応じて推薦選抜の方法を選択実施できるものとする。
定員については、従来の枠を拡大し、次に示す基準より実施する。
推薦入学は募集定員の10%〜30%とする。
ただし、この範囲を超えて実施する場合には、県教育委員会と協議すること。
推薦書(別記)様式は図2のとおり。
図2 推薦書(別記)様式
別記 推薦理由
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【調査書の様式及び利用】
(1) 調査書の記載について
1) 「各教科の学習の記録」
ア 選抜に当たっては、新しい学力観に立つ学力を適切に評価するため、生徒指導要録の記載事項に準じて、各教科ごとの「観点別学習状況」、「評定」、「選択教科の学習の状況」及び「所見」の欄を設ける。
イ 「観点別学習状況」については、Aと評価されたものについては、○印を記入する。
ウ 「評定」については、観点別学習状況の評価を十分組み入れた適切な評定をして記入する。
なお、評定に当たっては、生徒指導要録の記載どおり一年から三年までについて5段階で記入する。
エ 「所見」については、特に生徒の長所に着目して、総合的に生徒の特徴を記載する。
オ 選択教科の評定(共通英語以外)については、「選択教科の学習状況」の欄にAの評定の教科についてその教科名を記載する。
2) 「特別活動等の記録」
「特別活動等の記録」については、特別活動等を重視する観点から、調査書の記載項目については、学級活動、生徒会活
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