教育福島0173号(1993年(H05)09月)-015page

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資料4

 

進路指導研究推進全体構想 古殿町立古殿中学校

 

したが、教師が三年間の指導の見通しを持てた上、具体的に内容を把握できた。

 

〇 三年間一〇五時間分の題材を配当し、指導案を作成した。大変な労力を要したが、教師が三年間の指導の見通しを持てた上、具体的に内容を把握できた。

○ 授業に対する生徒の意識が高まり、一人一人の所属感、役割意識が高まった。

● 生徒の活動の評価法、特に情意面での評価については、さらに研究が必要である。

 

体験学習班

(1) 研究テーマ

自己を見つめ、将来の生き方を真剣に考える生徒を育成するためには、どのような体験学習を行えばよいか。

(2) 実践内容

1) 体験学習の計画立案、実施状況の集約

学校の教育活動において、啓発的経験は欠くことの出来ないものである。本校では、夏季休業中に次の体験学習を実施した。

〈一年生〉 職場訪問

・ 一年次は、「身近に働く人々を訪ねて」のテーマで、家族や近くで働く人に対して、職業に関するインタビューを行う。

・ 二年次は、「職場訪問」として町内十三の事業所をグループごとに訪問し、仕事の内容や働くことの意義などについてインタビューを行う。

〈二年生〉 職場体験

・ 一年次は、「職場訪問」として町内の事業所をグループごとに訪問する。

・ 二年次は、「職場体験」として役場、商工会、農協等の協力を得て、十六の職場で実際に働く機会を持つ。

〈三年生〉 体験入学

全員が自分たちで高校へ行き、体験入学を行う。特に普通科については、地元の高校に協力を依頼する。

その他の啓発的経験として、次のことを実施する。

・ 卒業生の体験発表会(全校集会)

・ 高校説明会(三学年)

・ 親子奉仕作業(生徒会、PTA)

・ 資源回収(生徒会)

2) 啓発的経験の授業での活用

・ レポート、壁新聞の作成

・ 発表会、討論会の実施

3) 資料の収集、活用

地域の職場や高校の情報を集め、学級掲示や「進路資料コーナー」を通じて生徒に提供していく。

 

 

 


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