教育福島0173号(1993年(H05)09月)-017page
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・ 進路相談及び検証授業後のアンケートを実施する。
4) 卒業生のレポート調査
5) 保護者に対する啓蒙活動
・ 学校、学年、学級通信の発行
・ 家庭教育学級
・ 学年、学級懇談会
(3) 調査研究班活動の成果と課題
○ 定期的な調査の実施により、生徒、保護者の実態やニーズを把握することが出来た。さらに研究の方向性も見い出すことが出来た。
● 授業や教育相談において、諸調査結果の活用の仕方や進路情報の提供の仕方も工夫すべきである。
資料6
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2、各学年の取り組み
各学年ごとに、進路の発達段階に応じたテーマ、指導目標、努力事項を設定し、学年の研究体制を整え取り組んだ。
(1) 各学年のテーマ
1) 一学年
「自己理解を深め、個々の特性を伸ばす進路指導」
2) 二学年
「自己の進路の適性を理解し、職業や上級学校などの情報を得て、進んで進路設計をしようとする意欲を育てる」
3) 三学年
「自己の将来の生き方を考え、主体的に進路を選択し、自己実現に努める生徒を育てる」
(2) 業者テストの偏差値によらない進路指導
本来の進路指導を学校の教育活動の全領域で進めていけば解決される問題であろうが、本校では、次のような点に努力している。
1) 進路選択資料の収集・整備
・ 近隣中学校や高校との連携を進める。
・ 本校の近年の進学指導資料の整理・検討をして、本校独自の資料を作成して活用を図る。
2) 生徒個人の希望達成への、きめ細かな援助
・個々の生徒の学力の充実を図る。(放課後やその他活用できる時間に、パソコン等を利用して生徒の自主学習を支援する。)
3) 保護者への啓蒙
・ 今まで進めてきた進路指導への一層の理解と協力を求める。
・ 進路選択に必要な各種の情報の提示を十分にする。
4) 進路相談の充実
具体的できめ細かな指導(相談)により、個々の生徒の長所を認めながら、生徒の努力すべき点を明確にし、励ましていく。
(3) 検証授業(資料8参照)
1) 平成四年度
三回の検証授業を実施し、生徒が主体となる授業づくりを行った。その結果、発表の仕方、話しあいの進め方などが身につくようになった。
また、体験学習の成果を授業に生かすことで、将来の働く自分の姿を考えた進路設計を立てられるようになってきた。
2) 平成五年度
三回の検証授業を実施し、毎回各学年が授業を行った。どの学年においても題材をよく理解し、事前の活動から積極的に取り組む姿が見られるようになった。
授業の流れについても、基本的な形が定着した。
「課題把握→生徒の発表→班の話し合い→質疑応答→まとめ」という流れで、生徒が進行するとともに、教師が場に応じた指導・援助をすることで、生徒主体の授業づくりが各学級で可能になった。
しかし、話し合い活動や追究の
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