教育福島0173号(1993年(H05)09月)-036page

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ふくしま国体に向けて

夏に鍛える!競技力の向上を目指して 強化合宿に積極的に取り組む

 

各競技団体は、今秋、香川・徳島両県で開催される「東四国国体」や平成七年度に本県で開催される「ふくしま国体」において好成績を収めるため、夏休み等の長期休業を利用し強化合宿を実施しています。

それぞれの計画に基づいて、競技力の向上を目指して懸命に強化活動に取り組んでいる姿の一端を紹介します。

 

・ヨット競技・

競技人口が少なく、競技水準も全国レベルに達していない状況にありますが、現在高校や大学のヨット部を中心にして懸命に練習に取り組み、「ふくしま国体」で好成績を残せるよう競技力の向上を図っています。

毎日の練習は、勿来工業高校が小名浜マリーナ、小名浜水産高校が小名浜港、福島医大・日大工学部が猪苗代湖を拠点に学校単位で行っています。

今年の六月から「ふくしま国体」のヨット会場となる「小名浜マリーナ近隣海域」が整備され、合同練習会や合宿が可能になり、海域での走行やスタートの仕方など効果的な強化練習ができるようになりました。

これからも、「小名浜マリーナ近隣海域」での強化練習会や強化合宿数を増やし、さらに県外遠征を積極的に行い、強豪選手と合同練習を実施するなどして競技力の向上を図り、「ふくしま国体」全種別上位入賞という当初の目標が達成できるよう努力を積み重ねていきたいと思います。

少年男子監督 藤社靖

 

・ラグビーフットボール競技・

 

・ラグビーフットボール競技・

低迷を続けてきた本競技も「ふくしま国体」に向けた強化策が実りはじめ、徐々にレベルが向上し、東北ブロックで上位の力を有するようになりました。

特に高校生の向上がめざましく、平成四年度の全国高校選手権大会で磐城高校が強豪チームを破っての一回戦突破、本年度の東北高校選手権大会で勿来工業高校が四位に入賞するなど、高校生としては近年にない活躍をしました。

県内には、ラグビー専用に使えるグラウンドが少ないため、十分な練習量の確保に苦慮しています。それを補うために、県外に積極的に出向き強豪チームとの合同合宿を数多く実施し、強化を図っています。

「ふくしま国体」少年・成年種別とも三位以内入賞という目標を達成するため、強化スタッフと選手が一丸となって努力をしています。

強化委員長 阿部正通

 

 

 

 

 


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