教育福島0173号(1993年(H05)09月)-037page
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・馬術競技・
今春完成したばかりの原町市馬事公苑を利用し、「ふくしま国体」監督・コーチの指導のもと、成年・少年の強化候補選手が文字通り人馬一体となり競技力の向上を目指しています。
馬術競技の種目は、馬を常足(なみあし)・速歩(はやあし)などで停止・前進・後退等させ、馬の調教状態や騎手の技量を競う馬場馬術競技、十数個の障害物を決められた順序・時間内に飛び越す障害飛越競技、そして、前述の馬場馬術競技・障害飛越競技に野外騎乗を加えた総合馬術競技があります。
合宿では、基本的な乗馬技術の訓練をはじめ、馬場馬術・障害飛越の専門種目の技術習得に努めています。合宿の成果が実り、競技力の高い成年選手に加え、少年選手も「ベにばな国体」ダービー競技優勝の佐々木健選手(現双葉農業高三年)や、これに迫る多くの選手が育っており、「東四国国体」では昨年以上の活躍が期待できます。
強化委員長 佐藤傳一
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・ホッケー競技・
平成元年、棚倉町ホッケー協会が設立されてから、町を挙げて「ふくしま国体」種目総合優勝を目指し、強化に取り組んでいます。
成果が徐々に現われ、昨年の全日本実業団大会では日本精工チームが見事準優勝したのをはじめ、棚倉中学校ホッケー部の全国大会出場、棚倉高校・東白川農南高校ホッケー部の東北高校選手権大会上位入賞などと、力をつけてきております。
また、平成五年には、成年女子ホッケーチームも結成され、全日本を代表する選手を中心に国体出場を目指し一生懸命練習をしております。日ごろの練習は、主に職場や学校単位で行っていますが、今年の五月に完成した「ルネサンス棚倉」の人工芝グラウンドを利用しての合同練習会や県外の強豪チームを招へいしての対外試合も数多くこなし、競技力の向上に努めています。
しかし、チーム結成以来、今まで一種別も東北ブロックを勝ち抜き国体出場を果たしていません。今年こそは全種別東北総体を勝ち抜き、是非国体に出場し、念願の入賞を果たすつもりです。
強化委員長 大越恒明
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・ボクシング競技・
競技人口が少なく指導者の数も限られていますが、監督・コーチの選手強化に対する情熱が選手たちに徐々に浸透して、選手たちは、日常の練習はもとより強化合宿や県外遠征に、積極的に取り組むようになりました。
主に県内における強化合宿は、磐城二高のボクシング道場において、県内の優秀選手約四〇名を集めて行っています。
今年のインターハイ、東四国国体に出場するレベルの選手は、スパーリングを中心とした実践練習に重点をおき、「ふくしま国体」時に中心選手となる一年生は、ロードワークを中心に基礎体力の養成と、それぞれの技能に応じた練習メニューを組んで行っています。
指導者、選手が一体となりハードな練習を乗り切り、今年の東四国国体はもとより、平成七年度の「ふくしま国体」において多くの入賞者を出せるよう競技力の向上を図っていくつもりです。
少年種別監督 藍原浩
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