教育福島0174号(1993年(H05)10月)-046page
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平成六年度
福島県立盲学校・聾学校・養護学校高等部入学者選抜について
福島県立盲学校・聾学校・養護学校高等部入学者選抜の基本方針及び選抜関係日程は次のとおりです。
基本方針
[一般選抜のみ実施]
高等部入学者選抜は、中学校長または中学部設置学校長より提出された調査書、選抜のための学力検査の成績、障害の種類・程度及び面接の結果を資料として、各高等部設置学校の実態を考慮しつつ、その教育を受けるに足る能力・適性等を総合的に判定して行うこととする。
一 中学校または中学部設置校においては、調査書を厳正・公平に作成する。
二 高等部設置校においては、調査書を十分に尊重する。
三 学力検査問題の出題は、中学校学習指導要領、盲学校・聾学校及び養護学校中学部学習指導要領に基づき、適正なものとする。
四 学力検査を実施する教科は、国語、社会、数学、理科の四教科及び高等部設置学校長が定める一教科(又は養護・訓練)とする。
ただし、精神薄弱を教育する養護学校高等部の教科については、別に定める。
五 選抜に当たっては、面接を実施する。
※高等部入学者選抜を実施するのは次の七校です。
○盲学校
○聾学校
○会津養護学校(精神薄弱教育)
○いわき養護学校(精神薄弱教育)
○郡山養護学校(肢体不自由教育)
○平養護学校(肢体不自由教育)
○須賀川養護学校(病弱教育)
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チャイム
ラオス教育支援
西川一英
この夏、ある民間海外援助団体(NGO)による、ラオス教育支援活動の視察ツアーに参加することができた。そこで目にしたラオスの教育環境はあまりに貧弱なものだった。校舎は日本では考えられない粗末なものであった。予供たちの多くはノートもなく、教科書は先生だけが持つという状況だった。ルアンパバン郡内の小中学九十校の年間教育予算は、現地のお金で五十万キープ、日本円で一校あたり年間千円にしかならない。このような状況下、末端の教育関係者の多くは、NGOの無償援助を期待している。
このNGO団体の支援活動の一つに図書活動がある。ラオスの子供たちの多くは書物に無縁である。絵本もみたことがない。フランスによる植民地支配、そして革命後の出版活動の制限の中で、ラオス人による著作は皆無に近かったためである。このNGOスタッフは日本の絵本にラオス語の訳をはり、移動図書箱に入れ、村から村へと巡回していた。そして読書習慣のない子供たちに、本の面白さを実感させたいと読み聞かせを行っていた。読書は子供の思考力や創造力を養い、将来自立した国づくりのための人材育成には欠かせないと信じている。最近ラオス人の絵本作家やイラストレーターが現われてきた。NGOの図書活動は、ラオスの地に確かな一石を投じたようである。
今、私たちの寺小屋でもラオスの子供たちに何かできないかと考えている。
(長泉寺副住職・寺小屋主宰)
平成6年度福島県立盲学校・聾学校・養護学校高等部入学者選抜関係日程
願書提出 平成6年2月9日(水)〜2月16日(水) 出願先変更 平成6年2月22日(火)〜2月25日(金) 調査書提出 平成6年3月2日(水)〜3月4日(金) 学力検査 平成6年3月14日(月) 面接 平成6年3月14日(月)または15日(火) 合格者発表 平成6年3月18(金) ※ 詳細については平成6年度福島県立盲学校・聾学校・養護学校高等部入学者選抜実施要綱に規定する。
※なお、詳細については、実施校にお問い合わせ下さい。
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