教育福島0174号(1993年(H05)10月)-051page

教育イン・ザ・ワールド

−本校のAET紹介−

国際化にふさわしい教育の話題をシリーズで掲載する「教育イン・ザ・ワールド」。今回は鹿島町と新地町で活動しているAETの様子を新地町立尚英中学校から紹介します。

昨年9月より一年間、鹿島町と新地町、交互に、AETのキャンディス・ケリー先生が来校しています。我新地町立尚英中には、2週間ほど毎月来校して、生徒と楽しく授業を行っています。ケリー先生は、アメリカのニューヨーク出身。明るくスポーツが大好きという先生で、日本語も上手に話します。全学年、全学級を週1回担当していますが、各学年に応じたプランを練り、私たち英語教師にも、ユニークなアドバイスをしてくれています。

生徒たちも、ケリー先生との授業を楽しみにしているようです。生徒とのロールプレイングでは、ジェスチャーも交えて、わかりやすく楽しく英語を話してくれます。生徒が言えない時など、ていねいに、わかりやすくヒントを与えてくれます。毎日の給食では、各教室に行って、生徒といっしょに食べています。生徒たちも、ペラペラと英会話?とはいきませんが、本当に楽しそうです。そういう中から、外国語に対する興味・関心が生まれてきてるように思います。

残念ながら、2学期からは鹿島町だけとなり、尚英中では会えなくなります。1学期最後の2年生の授業では、生徒1人1人から花を贈呈されて、本当にうれしそうでした。そういう所からも、いかにケリー先生が生徒たちから好かれていたかがわかります。2学期から、新しいAETが来ますが、生徒たちは、ケリー先生の時と同じように、楽しく学習することでしょう。