教育福島0175号(1993年(H05)11月)-051page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

教育福島0175号(1993年(H05)11月)-051page


教育・イン・ザ・ワールド

−流鏑馬とホームスティ−

−流鏑馬とホームスティ−

国際化にふさわしい教育の話題をシリーズで紹介する「教育・イン・ザ・ワールド」今回は、古殿町国際交流協会主催・古殿町教育委員会後援で実施されている在日外国人との、流鏑馬を通しての和やかな交流活動の様子を紹介します。

800年の伝統を誇る鎌倉絵巻が彩る、古殿八幡神社の神事である流鏑馬の見学と、民泊を通し、日本の家庭体験と青年との交流を目的に昭和47年度より実施しています。

当初は県が主催で実施している「在日外国人と県内青年との交流会」に参加した青年達が、その交流会で知り合った外国人の方を流鏑馬を見学させるため招待し、町内青年との交流会を実施したことが始まりです。

交流会を始めたころは、県外からの外国人が多く参加しましたが、現在は県内に在住している方々を対象に実施しています。

昨年はこの交流活動で知り合いになった、留学生で結成しているアジア芸術団の京劇「孫悟空」の公演も実施しました。

本年度の交流活動は2泊3目の日程で実施し、県内の留学生、研修生、英語助手の品名の参加があり、それぞれ民泊を楽しんでいただきました。

地域によっては青年団員が民泊を引き受け、地区の青年団や婦人会員と交流会を開いている所もあります。

祭り当日は、男性は裃、袴を着用し、女性はハンテンを着て行列に参加し、沿道の見物客と触れ合いながら行進しました。

勇壮な流鏑馬の見物と露店での買物など、田舎の秋祭りを十分に楽しみました。

祭り終了後、協会員や民泊引き受け家族との交流会を開き交流を深めました。

翌日は、町内の名所の見物と乗馬の体験などを行い秋祭りと、日本の家庭生活を満喫し、今後の交流を約束し解散しました。

▲古殿八幡神社、流鏑馬風景

▲古殿八幡神社、流鏑馬風景

▲行列参加衣装で振やかに

▲行列参加衣装で振やかに

▲乗馬を楽しんだ後で

▲乗馬を楽しんだ後で


[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は情報提供者及び福島県教育委員会に帰属します。