教育福島0178号(1994年(H06)04月)-030page
生涯学習INFORMATION
生涯学習とボランティア
−生涯学習課−
一、はじめに
近年、ボランティア活動に対する関心が全国的にも高まりを見せ、新聞紙上でも、ボランティアについての特集や新しいボランティア活動の紹介を多く見かけるようになりました。
このような時代の流れに沿って、県教育委員会としても、ボランティアに対する学習や活動に意欲を持っている県民の方々を支援するために、“うつくしま、ふくしま。”ふれあいボランティア推進事業を実施しておりますが、平成五年度、県民のボランティアに関する意識と活動実態、ボランティア活動への参加希望等を把握するため、「ボランティアに関する意識及び実態調査」を十歳から七十九歳までの県民千人を対象にして実施しました。以下、この調査に表れた県民のボランティアに関する意識と活動実態について紹介いたします。
二、調査に見られる県民のボランティア活動に関する意識と活動実態
(一) ボランティアへの関心と理解
ボランティアという言葉は、青少年、成人いずれにおいても九割以上の人が知っていると答えていますが、社会福祉活動としてのイメージでとらえている人が多く見られました。
図1過去3年間でしたことのあるボランティア活動
成人(18〜79歳)
青少年(10〜17歳)
(二) ボランティア活動の経験
青少年の六十一・八%、成人の五十五・五%の人が過去三年間にボランティア活動をしたことがあると答えています。
経験したことのあるボランティア活動で多かったのは、青少年では、「募金活動」「地域環境の美化・清掃活動」、成人では「地域環境の美化・清掃活動」「青少年活動等の育成指導」