教育福島0178号(1994年(H06)04月)-031page
でした。(図1)
また、ボランティア活動をして感じたことは、青少年、成人とも、「人の役に立ててよかった」「喜んでもらえて、とてもうれしかった」と答えている人が多く、ボランティア活動を経験したことが活動者本人の喜びとなっていることもわかりました。
(三) ボランティア活動への参加希望
青少年では四十五・九%、成人では、「条件が整えば参加したい」という人も含めると、七十五・三%の人がボランティア活動に参加したいと考えています。(図2)
図2 ボランティア活動の参加希望
【成人】
【青少年】
「条件が整えば参加したい」と答えている人の『条件』で、最も多かったのが、「趣味や特技が生かされること」(三十六・一%)、ついで、「短時間でできる」(二十四%)「家の近くでできる」(二十一・九%)でした。「家の近くで」という条件は、女性に多く、「趣味や特技が生かされること」という条件は、男性に特に多く見られました。
してみたいボランティア活動で多かったのは、青少年では、「地域環境の美化・清掃活動」や「社会福祉施設の訪問」で、成人では、「社会福祉施設での活動」「青少年の活動等の育成指導」でした。(図3)
図3今後してみたいボランティア活動(上位4項目)
(四) ボランティア活動のための学習希望
成人の五十一・四%の人が、ボランティア活動のための講座や講習会を希望しています。学習希望で多いのは、「特定技術の講習」、「社会福祉施設ボランティアとしての知識や技術」、「野外活動、レクリエーション等の指導技術」でした。「特定技術の講習」では、「介護・介助・看護」の希望が特に多くありました。(図4)
図4ボランティア活動のための
学習希望(成人)
三、おわりに
平成五年度、県民の皆様のご協力をいただいて実施しました「ボランティア活動に関する意識と実態調査」では、多くの貴重な資料を得ることができました。本年度は、これらの成果を生かしながら、さらに事業の充実に努めていきたいと思います。