教育福島0178号(1994年(H06)04月)-033page
の事業により新しい方向が見えてきました。
今回の活動を糧として、親と子、更に集落全体への広がりのある活動が展開できるよう、取り組んでいきたいと思います。
−−旭田っ子まつり−−
地域の人々に支えられて
旭田小学校
毎年恒例の「旭田っ子まつり」も昨年度は不作の影響でピンチに見舞われましたが、こういう時に大きな力となって援助してくださるのが地域の方々。もち米や野菜、油揚げ等の寄付が相次ぎ、今回もあんこ餅・納豆餅・つゆ餅・きなこ餅の食べ放題を実施することができました。
各種のゲームコーナーや健康チェックコーナー、昔の遊び、音楽集会などを通して、秋晴れの日曜日を家族や地域の人々との交流を深め、素晴らしい一日になりました。
又、九月の「祖父母学級」や授業参観を兼ねた三月の「六年生を送る会」など、いつも教室や体育館が満杯になる程のご協力をいただいています。そこには、地域全体で一人一人の子どもを育てていくという温かい気持ちがあふれています。
「ペッタン・ペッタン、がんばれ父ちゃん」
校内剣道大会
伊南小学校
本校の特色ある学校行事の一つに今年で第十三回目を迎える校内剣道大会があります。
校内剣道大会は、火曜日の業間活動の時間に、竹刀運動の名のもとに全校児童が剣道の練習を行い、その練習の成果を発表する場です。
最近、児童数の減少と児童の好みの多様化で、剣道を全児童が習っているわけではありません。剣道が好きでない児童も、「剣道の里伊南村」の児童として、一年生から竹刀を握り、防具を着けて、コテ!、メン!と打ち合いをすることは、本校のはだしの活動や本気できたえる児童の育成に必ずプラスになると考えています。
剣友会、先輩の中学生、保護者等地域のみんなの協力で、本校の伝統が守り受け継がれているのです。
「メン!コテ!」
生徒がつくりあげる文化活動
田島中学校
「やっぱ、ただ楽しいだけじゃなぐって、中味のあることやっちがら」と、生徒たちはお祭り一色の欲求不満発散的な文化祭を越えて、より文化的なものを目指しはじめました。
「ぼくらは未来の操縦士」未来を創っていくのは自分たちである、という自覚を込めてのテーマです。さらには、未来に向かって自分たちは何を考えなくてはならないのかを話し合った末、環境問題を追求する文化祭にしていこうという願いが込められたテーマでもあります。
メインとなる各学級の展示は、「廃物利用の展示」「自然豊かな田島町の模型」「安全な食品について」など、これからの時代に大切なことを取りあげ、地域の人たちの関心を集めていました。生徒たちにとっても大きく成長できた文化祭でした。
「牛乳パックを用いた再生紙の実験」