教育福島0179号(1994年(H06)06月)-040page

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ふくしま国体に向けて

 

平成六年度中学校・高等学校運動部指定

−少年種別の競技力向上を目指して八十三校百五十部を指定−

 

運動部指定事業は、「ふくしま国体」に向けた少年種別の競技力向上と運動部活動の振興を目標に平成二年度から実施され、今年で五年目を迎えます。

本年度指定されたのは、中学校で二本松第三中学校カヌー部などの新規指定部三部を含め二十二校十五競技二十二部、高等学校で福島女子高等学校卓球部などの新規指定部二十五部を含めた六十一校三十五競技百二十八部、中学校・高等学校合わせて八十三校百五十部となります。

指定証交付式は、五月十六日、郡山市の郡山ユラツクス熱海で盛大に行われました。

式では、県競技力向上対策本部長の新妻威男県教育長から『昨年の第四十八回国体において、本県は男女総合成績で第二十位に躍進するとともに、先般開催された第四十九回国体冬季大会においても第十一位と好位置を確保し、順調な滑り出しをしていますが、成年の部の競技力に比べて、少年の部は依然として予断を許さない状況にあります。来る「わかしゃち国体」での男女総合成績十位台前半の目標達成と「ふくしま国体」での総合優勝」を果たすためには、今後、特に少年の部の競技力を飛躍的に向上させることが、何よりも重要であると考えております。本年度は、選手強化の山場となることから、各学校におかれましては、なお一層の御尽力を切にお願い申し上げます』との挨拶のあと、各学校の代表に指定証が手渡されました。次に、県中学校体育連盟会長の鈴木正宏二本松第三中学校長、県高等学校体育連盟会長の砂子田敦博福島高等学校長から『強化運動部の指定を受けた各学校は、この責務と役割を十分に理解して、「ふくしま国体」総合優勝に向け、少年の部、大躍進の牽引車としての役割を果たすため、これまで以上の努力を切にお願いします。今後残された期間、組織を挙げて競技力の向上に努めて参る考えです』との激励の挨拶があり、最後に、郡山女子高等学校の上田一夫校長が指定校八十三校を代表して、『「ふくしま国体」総合優勝を目指し、一丸となって、競技力向上に邁進する』旨の強化指定校としての強い決意を述べました。

地元開催の国体を盛り上げるためには、何と言っても少年種別の活躍が大きくものを言います。

今年度、強化校に指定された百五十部は、それぞれの競技における少年種別強化の中核として、活躍が大いに期待されます。

 

▲あいさつする新妻威男競技力向上対策本部長

▲あいさつする新妻威男競技力向上対策本部長

 

▲指定証を交付された富永孝夫熱海中学校長

▲指定証を交付された富永孝夫熱海中学校長

 

 

 


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