教育福島0179号(1994年(H06)06月)-049page

美術館だより

　

開館10周年記念

　

ハンガリー国立ブダペスト美術館所蔵

『ルネサンスの絵画』展

　

会期：7月16日(土)〜8月28日(日)

夜間開館：会期中毎週土曜日20時まで(入館は19日寺30分まで)

休館日：毎週月曜日

　

美しく青きドナウ河がゆったりと流れるハンガリーの首都、ブダペスト。その中心に威容を誇る国立ブダペスト美術館は、古代エジプト美術から近代美術にいたるまで豊かなコレクションを有し、とりわけ、ルネサンス絵画のコレクションの素晴らしさはっとに広く知れ渡っています。

本展では、この国立ブダペスト美術館秘蔵の16世紀盛期ルネサンス絵画の名作が堂に会します。ヴェネツィア派の黄金時代を築いたジョルジョーネ、ティツィアーノ、ティントレット、ヴェロネーゼをはじめ、ヴェネツィア、ローマで修業し、後にスペインで活躍したエル・グレコ、フィレンツェを舞台に洗練された優雅な様式を花開かせたブロンジーノなど、イタリア・ルネサンスの巨匠たちや、デューラー、クラーナハ、アルトドルファーなど個性豊かな北方ルネサンスの巨匠たちの作品、合わせて70点によって、ヨーロッパに咲き誇ったルネサンスの精華をご紹介いたします。

　

一般・大学生＝920(720)円

高校生＝720(560)円

小・中学生＝460(360〉円

*()は20名以上の団体料金

　

記念講演会：

7月24日(日)午後2時〜(美術館講堂)

講師・若桑みどり氏(干葉大学教授)

　

ブロンジーノ

「若い貴婦人の肖像」　1570年頃

　

アルフレヒト・アルトドルファー

「聖母子」　1520−30年頃

　

ティツィアーノ・ワエチエツリオ

「マルカントー二オ・トレヴィザーニ総督の肖像」　1553−54年

　

エル・グレコ

「聖母子と聖アンナ」1595年頃