教育福島0180号(1994年(H06)07月)-036page
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ふくしま国体に向けて
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『ふくしま国体』集団演技
〜美しい自然・豊かな心の表現をめざして
第五十回国民体育大会「ふくしま国体」は冬・夏・秋季の全ての大会を本県で開催するいわゆる「完全国体」であり、また大会半世紀を迎える記念すべき大会でもあります。
そのため、県民の総力を結集し、未来をひらく躍進の時代にふさわしい実りある大会とするため、万全を期して開催準備に当たっています。
各季大会には、全国から選手・役員など、多数の来県者が見込まれ、本県の「美しい自然、美しいまち、美しい心」を広く紹介することのできる絶好の機会でもあります。
特に、参加者が一堂に会します各季大会の開・閉会式の際には、これらを折り込んだ集団演技を実施し、式典に彩りを添えたいと考えています。
国民体育大会で行われます集団での演技は京都府を中心に開催された第一回大会で、京都市内の小中学校の先生方約七百名によって披露されたラジオ体操が始まりであり、石川県で開催された第二回大会では、新しく大会歌として制定された「若い力」をパックに金沢市内の小学生四千五百名に、よる創作マスゲームが披露されました。
本格的に集団での演技が行われるようになったのは、広島県で開催された第六回大会からです。
しかし、当時、集団での演技は、公開演技と呼ばれており、「集団演技」という名称が使われるようになったのは、国体開催基準要項に明示された第十回大会の神奈川県開催からです。
「ふくしま国体」の集団演技については、児童生徒を含め、多くの方々に国体に参加いただくため実施するものであり、併せて体育・スポーツヘの関心を深め、更には、健康の増進と体力の向上を図ることもねらいとしております。
演技内容としては、別表のように、本県の美しい自然や県民の豊かな心、そして、二十一世紀にはばたく若人のたくましい姿を表現したいと考えております。
冬季大会では、スケート・アイスホッケー競技会、スキー競技会それぞれ二十五分程度、夏季大会については、三十分程度、メインとなる秋季大会では、式典の前後合わせて約百分を予定しております。
本年度は、各季大会の集団演技の内容がほぼ固まりましたので、それぞれの団体で、独自に練習に取り組んでいただくとともに、部門ごとの練習会などを行い、出演者の演技力の向上と統一が図られるよう準備を進めてまいります。
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