教育福島0183号(1994年(H06)11月)-036page

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研究実践

学習に生かせるコンピュータの活用

西白河郡西郷村立西郷第二中学校

 

一 はじめに

本校におけるコンピュータの利用は、平成二年二月にコンピュータが導入されたことによって始まる。

さらに、平成四年度・五年度と文部省・西郷村教育委員会の機器利用研究の指定を受け、研究はより充実したものとなった。本稿では、指定を受けた二年間に研究したことをまとめる。この成果がさまざまな機会で生かされると幸いである。

二 研究の内容

「学習の個別化を図り、生き生きと活動する生徒を育成するコンピュータの活用」を研究主題として、図1 にある構想をもとに、次の四点を中心に研究を進めてきた。

1 各教科の特質に応じたコンピュータの活用のあり方の明確化

2 コンピュータ活用の場の指導過程への適切な位置づけ

3 学習の適切な評価のあり方の検討と実践

4 コンピュータ・リテラシーの育成のあり方の検討と実践

 

図1 主題に迫るための構想

表1 各教科におけるコンピュータ活用計画(抜粋)

 

表1 各教科におけるコンピュータ活用計画(抜粋)

表1 各教科におけるコンピュータ活用計画(抜粋)

 

三 研究の概要

1 「教科におけるコンピュータ活用計画」の作成

この活用計画をもとにして授業 を実践した。市販ソフトで対応できない場合には、授業に必要な自作ソフトの作成を行った。

2 コンピュータのより効果的な活用方法を明らかにするように努め学習指導案についても検討を加えた。(図2学習指導案参照)

 

図2 理科学習指導案(抜粋)

図った。また、必要に応じて、自己評価を取り入れ、生徒の実態把握に努めた。

 

3 生徒を対象としたアンケート調査を実施し、意識の変容を調べるとともに、授業の中でワークシートを計画的に活用し、学習の定着を図った。また、必要に応じて、自己評価を取り入れ、生徒の実態把握に努めた。

4 授業の中でコンピュータを活用するためには、生徒がある程度コンピュータの操作に慣れていなければならない。そのため、「コンピュータ活用の手引き」を作成し、学級活動の時間を利用して、コンピュータ・リテラシーの育成に努めた。

また、教職員に対してもコンピュータ実技研修を行い、コンピュータ操作技術の向上と教材作成に必要な基礎的知識の養成を図った。

 

表2 コンピュータ実技研修(抜粋)

表2 コンピュータ実技研修(抜粋)

表2 コンピュータ実技研修(抜粋)

 

四 研究の成果と課題

1 成果

(一) 教職員について

(1) 「各教科におけるコンピュータ活用計画」の充実

 

 

 


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