教育福島0184号(1995年(H07)01月)-006page

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年頭のあいさつ

 

二十一世紀の新しい生活圏

−美しいふくしま−の創造を目指して

 

福島県知事

佐藤栄佐久

 

新しい年の門出に当たり、県民の皆様の御多幸を心からお祈り申し上げます。

 

新しい年の門出に当たり、県民の皆様の御多幸を心からお祈り申し上げます。

昨年は、厳しい内外情勢の中で、本県においては、福島空港の路線の新設や増便、磐越自動車道・常磐自動車道の整備の進展、また、本年開催いたします「ふくしま国体」へ向けての施設整備が着々と図られ、さらには、県人口が二百十三万人余と過去最大を更新するなど、県勢の順調な伸展をみております。これもひとえに県政に対する県民の皆様の御支援、御協力の賜と深く感謝申し上げます。

さて、本年は、第五十回の記念すべき国民体育大会である「ふくしま国体」、そして第三十一回全国身体障害者スポーツ大会「うつくしまふくしま大会」が本県で開催されます。

私は、本年を、ふくしま国体を契機として、本県が二十一世紀に向け大きくジャンプする年と位置づけ、「二十一世紀の新しい生活圏−美しいふくしま−の創造」を基本目標とする県の長期総合計画「ふくしま新世紀プラン」の四本の柱に基づき、「うつくしま、ふくしま。」県民運動との連携を図りながら、積極的な施策を展開してまいります。

まず、ふくしま国体開催に万全を期すほか、児童生徒・青少年の育成や海外との地域間交流の推進、さらには、文化の振興や生涯学習の推進などにより、地域に根ざし、世界に伸びる人づくりを図ってまいります。

次に、保健・医療・福祉サービスの提供、安全で安心できる生活の確保、やさしいまちづくりの推進などにより、快適で健やかな生活の実現に努めてまいります。

また、活力ある農林水産業の展開、地域に根ざした産業の振興や高い技術力を持つ工業・商業・観光の振興、などにより、魅力的で多様な産業の集積を進めてまいります。

さらに、県内七つの生活圏づくりの推進、国内外との交流ネットワークの形成、さらには「うつくしま、ふくしま。県民運動」の次期シンボル事業の推進などにより、個性豊かな、世界に開かれた県土の創造を目指してまいります。

私は、これら諸施策のより効果的な推進のため、本年、新たな県行財政改革大綱の策定を図り、行政サービスの一層の向上をに努めてまいりますとともに、新たな本県の飛躍のため最善の努力を傾ける決意でありますので、県民の皆様の一層の御支援と御協力をお願い申し上げます。

 

 

 


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