教育福島0184号(1995年(H07)01月)-007page

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年頭のあいさつ

 

明るい未来を築く教育の充実のために

 

県教育委員会教育長

新妻威男

 

皆様方には、希望に満ちた新年をお迎えのことと、お慶び申し上げます。

 

皆様方には、希望に満ちた新年をお迎えのことと、お慶び申し上げます。

本年は、「ふくしま国体」が開催される年であります。関係者全員が横の連携を十分に図り、一致協力し、大会の成功と総合優勝へ遭進してまいりたいと強く願っております。

さて、我が県が二十一世紀に向けて人間性豊かで活力に満ちた社会を築いていくためには、教育の果たす役割は極めて大きなものがあり、年の初めに当たり、私は、教育行政に課された使命の遂行に努めてまいるべく、決意を新たにするものであります。

まず、学校週5日制の趣旨の実現、小・中学校基礎学力向上推進事業や学力向上ステップアッププランの推進による学力の向上、情報化に対応した教員研修の充実とソフトウェアの有効活用、海外との教育交流の推進、男女共学や魅力ある高校・学科づくり、登校拒否児童生徒の学校復帰支援、養護教育の充実を図るとともに、人間尊重の精神と思いやりの心を育み、「いじめ」の根絶に努めます。

次に、身近な学習の機会や学習成果の発表の場の拡充、生涯学習情報提供システムの整備、県立図書館業務の電算化の推進、いわき少年自然の家(仮称)の建設促進や「ふくしま・フレッシュ・ふれあいデー」の定着促進、青少年交流事業の推進等を図ってまいります。

また、県民が優れた芸術に触れる機会の充実、文化活動の促進、文化財や天然記念物の保護・保存体制の充実、文化財の保存活用を図る中心的な施設の整備への取り組みを図るとともに、「ふくしま国体」におけるスポーツ芸術競技の開催に努めてまいります。

さらに、「ふくしま国体」における男女総合優勝を目指し、競技力向上に万全の体制で臨むことはもちろん、国体後を見据えた競技力の維持と県民の生涯スポーツの振興、児童生徒の、体育・保健の指導の充実に努めるとともに、教職員の生涯生活設計を支援するための普及啓発などを図ってまいります。

年頭に当たり、所信の一端を申し述べましたが、私は、平成七年も本県教育が更に充実し、明るい未来を築くことができるよう、努めてまいりますので皆様のご理解とご協力をお願いい

 

 

 


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