教育福島0184号(1995年(H07)01月)-039page
イ 期日・会場
前期七月、後期十月(各二泊三日)
国立磐梯青年の家
ウ 内容
(ア) 女性を取り巻く各種課題の理解
女性問題、国際的な課題、消費者教育・環境教育、高齢化の課題、地域の課題
(イ) 意識変革や共同参画推進の学習プログラム作成
(ウ) 団体の育成、組織化や運営に関する課題等の理解
(エ) 助言と援助に関する実践的な知識や技能の修得
エ 方法
(ア) 講義・研究協議・演習等を行う。
(イ) 社会教育施設の見学を行う。
オ 対象
(ア) 団体に所属して地城活動に取り組むとともに、女性を取り巻く様々な課題に対して関心のある男女
(イ) 婦人学校・家庭教育学級・公民館の各種事業に参加している男女
(ウ) 女性問題に関心のある男女
(エ) 社会教育主事、教育委員会・公民館職員、社会教育指導員、婦人教育指導員等市町村で社会教育に関わる男女
(オ) 生涯学習並びに婦人教育行政担当者
(2) 学習機会の提供
「さわやかレディーズセミナー」の開設
ア 趣旨
女性の多様化・高度化した学習要求に応えるため、大学と連携し専門的な学習機会の提供をします。
イ 期日・会場
平成六年五月〜十一月
福島女子短期大学
ウ 内容
(ア) 働く女性としての基礎知識
(イ) ビジネス文書についての基礎知識
エ 方法
講義・通信学習
オ 対象
県内在住の職業をもつ女性百名
(3) 「活動の場」の開発
男女共同参画型社会づくりモデル市町村事業
ア 趣旨
女性の社会参加の実態や男女平等をめぐる意識など地域の実態を踏まえて、男女共同参画型社会づくりを推進し県内のモデルとします。
イ 委託市町村 川俣町
ウ 内容
(ア) 男女平等に関する意識・実態調査
(イ) 啓発のための地域フォーラムの開催
(ウ) 啓発資料の作成・配布
(エ) 行政職員の研修
(表1)「川俣町・女性に関する男女意識調査」
全般的にみて、男女の地位は平等になうていると思いますか
おわりに
川俣町の意識調査(表1)が示すように、家庭や地域・社会において、男性が優遇されていると認識している人の多い実態がわかり、このことが男女の生き方に大きな影響を与えていると思われます。
「男女共同参画社会」の形成を目指す上で、女性と共に男性の意識の改革を求める声が大きくなってきており、本年の研修会や地域フォーラムにできるだけ多くの男性の積極的な参加を勧めてきました。
これからは、旧来の価値観や習慣・慣習の中で作られてきた男性の役割と女性の役割を問い直し、男女が共にいきいきとくらせる社会を作っていくことが必要になります。