教育福島0184号(1995年(H07)01月)-043page

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高校教育改革ますます充実

〜学科改編、男女共学、校名変更40人学級編制か、さらに拡大〜

 

来春から福島商業、福島西女子、本宮、郡山北工業、須賀川、須賀川女子の六校に、国際経済科、経営情報科、マネジメント会計科、数理科学科、デザイン科学科、情報会計科、環境システム科、オフィス情報科、ビジネス会計科の9学科を新設することが決まった。

また、福島商業、福島東、福島西女子、須賀川(普通科)、須賀川女子の五校を男女共学化するとともに、福島西女子は「福島西」、須賀川女子は「須賀川桐陽」、小名浜水産は「いわき海星」に校名変更(「仮称」)することになった。さらに、40人学級編制を拡大するなど、高校教育改革の一層の充実を図った。

 

生涯学習推進への取り組み各地で活発に展開

〜第2回生涯学習ふくしまフェアに“ふくしまマナビィネット”登場〜

 

県内各地の学習者の手作りによる生涯学習の祭典“第二回生涯学習ふくしまフェア”が十月に開催され、生涯学習トークや学習成果の発表、成果作品の展示、六月より運用を開始した福島県生涯学習情報提供システム“ふくしまマナビィネット”の紹介、様々なふれあいの中で子どもたちの豊かな人間形成を図る毎月第二土曜日の“3Fデー”の普及など、生涯学習への理解と参加促進が図られた。

また、市町村においても、五十七市町村に生涯学習推進体制が、五十九市町村に“ふくしまマナビィネット”が整備されるとともに、高郷村・熱塩加納村・原町市・田島町の四市町村が生涯学習都市宣言を行うなど、地域に根ざした生涯学習推進への取り組みが各地で活発に展開された。

 

第四十九回国民体育大会男女総合第四位に大躍進

〜「ふくしま国体」総合優勝に期待〜

 

愛知県で開催された第四十九回国民体育大会「わかしゃち国体」において、本県選手団はカヌー競技と自転車競技で少年選手等の活躍により、競技別総合優勝を成し遂げるなど、団体二十三競技三十五種別、個人十二競技一二一種目に入賞を果たした。

この結果、男女総合成績で昨年の二十位から一気に四位に大躍進するとともに、女子総合成績においても八位入賞と健闘し、来年開催の第五十回国民体育大会「ふくしま国体」の総合優勝に向けて確かな手応えを感じ取った。

 

県文化功労賞に石河 清、故渡邊善八の両氏

〜文化の日に教育文化関係表彰式〜

 

本県の教育・文化の振興と発展に顕著な業績を残された個人に授与される県文化功労賞に、「芸術部門・音楽領域」の石河清氏(いわき市)、「科学部門・物理学領域」の蜘渡邊善八氏(福島市)が選ばれた。

文化の日に県文化センターで行われた毒彰式では、文化功労賞の石河氏・故渡邉氏夫人のお二人をはじめ、教育文化関係功労者三十一名、永年勤続表彰者五五九名、県文学賞夢賞者二十二名の方々と、教育・文化功績の著しい十三団体施設が晴れの表彰を受けた。

 

海外との地域間交流を推進

〜中国湖北省教育委員会と教育交流に関する同意書調印〜

 

県民の広い視野と国際性を養う教育交流事業の一環として、十一月に孫徳華主任を団長とする中国湖北省教育委員会の代表暑五名の来県があり、佐藤県知事や新妻教育長と国際交流について話し合われた。

訪問団は、県内の教育施設を視察するとともに両県省教育委員会は、今後の教育本流に関する基本的な考え方などについて話し合い、「相互の理解、友好及び教育の充牢を図るため教育交流を推進していく」とした同意書に調印した。

 

いじめの問題等への緊急対応

〜教育事務所長会議等で再発防止を指示〜

 

愛知県の中学生のいじめによる自殺などを契機にいじめ問題が社会問題となったが、本県においても緊急に教育事務所長会議、県立学校長会議等を開催し、総点検の実施、生徒指導体制の強化、教育相談の充実に取り組むなど、いじめ問題に対しての早急な対応を行った。

 

中・高校生スポーツ・文化活動で大活躍

〜安積女子高合唱部・湯本高演劇部等文部大臣賞に、全国駅伝で石川中は第三位、田村高は第四位に輝く〜

 

安積女子高校合唱部が、全日本合唱コンクール全国大会で十五年連続十六回目の金賞に輝くと同時に文部大臣奨励賞、湯本高校演劇部は、全国高等学校総合文化祭の演劇部門で文部大臣賞、富岡高校家庭クラブは、全国家庭クラブ連盟研究発表大会で文部大臣賞をそれぞれ受賞し、本県文化活動の充実ぶりを全国に知らしめた。

また、福島工業局校は、全国高校生プログラミング・コンテストで通産大臣賞を受賞、相馬高校放送局は、高校生ポスター・絵画・写真・映像コンクールの映像部門でビデオ作品が文部大臣奨励賞に輝いた。

スポーツ活動でも、全国中学校駅伝競走大会で石川中学校が第三位、全国高等学校駅伝競走大会で田村高校(男子)は第四位に入賞し、さらには二本松工業局校が、全国高等学校カヌー選手権大会で総合優勝を果たすなど、中・高校生の活動が顕著であった。

 

 

 


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