教育福島0184号(1995年(H07)01月)-045page
平成六年度福島県教育研究発表大会のお知らせ
本年度の「福島県教育研究発表大会」は、左記により開催します。
○趣旨
この研究発表大会は、県内公立学校及び教育センターの教育研究の成果を発表し、その普及を図るとともに本県教育の充実に資することを目的に開催するものです。
○主催
福島県教育庁義務教育課
福島県教育庁高等学校教育課
福島県教育センター
○日時
平成七年二月十日(金)
午前九時十五分〜
午後三時三十五分
○会場
福島県教育センター
(福島市瀬上町字五月田十六)
○発表内容
*教職員研究論文特選入賞者の研究
*高等学校教育課推薦者の研究
*教育センター講座受講者の研究
*教育センタープロジェクト研究及び所員の研究等
○日程
※詳細については、教育センター学校経営部教育研究係へお問い合わせください。
(電話0245−53−3141)
お詫びと訂正
本誌十一・十二月号の「お知らせのページ」、平成六年度各種文部大臣表彰で誤りがありましたので、お詫びして訂正いたします。
正
◆視聴覚教育功労者
◎渡部博(元福島県小学校教育研究会視聴覚教育部長)
誤
◆視聴覚教育功労賞
◎佐藤貫市郎(元相馬地方視聴覚教育協議会機材部員)
チャイム
吹雪の日
長尾 修
電線がはげしく鳴っていた。煙道やダストシュートから、逆噴して風は、窓を閉めても校舎内に入ってきた。積った雪が舞い上がり、民家をかくし、窓にはげしくたたきつけていた。
平成六年二月二十二日、低気圧が北海道沖で猛烈に発達していた。日本海には収束雲がびっしりあった。
暴風雪警報は、昨日二十時四十五分から発表されたままだった。子供の下校までに、このパターンは変わらないと予想された。気温も終日、零度前後。日照もそれほど期待できない。今日の日の入りは、十七時二十分。十五時以後は、凍り始める。
最も遠い子は、学校から四キロ。子供の足では、一時間以上かかる。休み時間を縮め、清掃をカットし、授業時間を確保して、集団下校を十三時十五分と、校長先生が決定された。
雪が顔にあたる。痛い。地ふぶきが襲う。首に雪がささり、溶けて胸に流れる。冷たい。背を風に向ける。突風の止み間に、歩を進める。防雪林まで、一気に行く。道路の雪も溶けている。
民家の見える所で子供を見送り学校へもどる。次々と通学班長からの電話のベル。「帰った。」ホッとする。校庭は、まだ地ふぶきの中にあった。
(熱塩小学校教頭・気象予報士)