教育福島0185号(1995年(H07)02月)-008page
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特集1
平成7年度福島県教育委員会重点施策
−総務課−
☆県教育委員会は、「第4次福島県長期総合教育計画」を策定し、新世紀ふくしまを担う『明るく個性豊かな人間の育成』を目標として、教育行政の推進に努めています。
☆県教育委員会は、この長期総合教育計画の目標実現に向けて、「平成7年度重点施策」を設定し、当該年度において重点的に推進する施策及びその具体化の方向を示します。
〈重点施策〉
一 県民の多様な学習二ーズに応える生涯学習の推進
二 社会の変化に主体的に対応できる心豊かでたくましい児童生徒の育成
三 潤いと個性に満ちた文化の振興
四 ふくしま国体を契機としたスポーツの振興
一 県民の多様な学習ニーズに応える生涯学習の推進
〔背景等〕
今日の所得水準の向上や自由時間の増大、高学歴社会・長寿社会の進展などによるいわゆる社会の成熟化に伴い、県民の間では精神的な豊かさを求めて、人生の様々な時期や領域において、学習活動に積極的に取り組もうとする傾向が高まっています。また、科学技術の高度化や国際化、情報化の進展などによる社会の変化に対応するため、新しい知識・技術の習得を目指す学習ニーズも増大しています。
子どもの望ましい人間形成を図るため、家庭や地域社会の教育力の一層の向上が求められています。
〔重点施策の基本的方向〕
◇総論
県民の学習ニーズの高度化、多様化に対応するため、学習活動への支援体制をより充実する観点から、生涯学習の推進体制の充実、生涯学習機会の拡充、学習情報の提供の充実などを推進します。また、家庭や地域社会の教育力の向上を図る施策を充実します。
一 生涯学習推進体制の充実
○県生涯学習推進本部を中心として、生涯学習関連施策の一体的な展開と連携・協力を推進します。○市町村における生涯学習推進体制の整備を促進します。
二 生涯学習情報提供の充実
○生涯学習情報提供システムを拡充します。
三 生涯学習推進のための施設の充実
○県民の学習活動を支援する拠点の役割を担う施設について検討を進めます。
○福島県いわき少年自然の家(仮称)の平成八年の開所を目指して建設を推進します。
○海洋性レクリェーション基地の拠点施設としての海洋文化・学習施設(仮称)の基本設計を策定します。
○県立図書館業務の電算化と、県立図書館と市町村立図書館等との情報ネットワーク構築を推進します。
四 男女共同参画社会への対応
○男女共同参画社会の形成を目指して、女性の生涯学習を推進します。
五 ボランティア活動の振興
○学習活動の成果をボランティア活動に生かすことができるよう活動の場の開発などに努めます。
六 家庭及び地域社会の教育力の向上
○家庭や地域社会の教育力の向上を図るため、親や地域住民を対象とした子育て等に関する講座や電話相談等を実施します。
七 月二回の学校週五日制への対応
○家庭や地域の人々、自然や文化・スポーツなどとの様々なふれあいを通して、子どもたちの豊かな人間形成と生涯学習の振興を図る「ふくしま・フレッシュ・ふれあいデー」の普及と定着に努めます。
○次代を担う子どもたちが家庭や地域社会において主体的に活動し、
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