教育福島0185号(1995年(H07)02月)-024page

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平成六年度

「学校防火ポスターコンクール」

 

学校防火ポスターコンクールは、児童生徒に学校防火の重要性を理解させるとともに、ポスターの制作をとおして、学校防火意識の高揚を図ることを目的に、福島県教育委員会と福島県市町村教育委員会連絡協議会の主催で行っているものです。

平成六年度は小学校が八十校(四一二点)、中学校が十一校(二一点)、盲・聾・養護学校が一校(五点)の計九二校(四三八点)の応募がありました。

厳正な審査の結果、最優秀賞には猪苗代町立猪苗代中学校一年、新田優飛君の作品が選ばれました。(写真)以下、特選者は次の通りです。

◇最優秀賞=新田優飛(猪苗代中)

◇特選(小学校の部)=横山善樹(相馬・桜丘)山寺美希(須賀川・柏城)佐々木敦美(相馬・桜丘)川田幸生(須賀川・西袋二)影山祥子(三春・中妻)安斎宏美(会・津高田・東尾岐)三浦絵美(鹿島・真野)安斎絵美(原町・石神二)

◇特選(中学校の部)=渡辺早苗(いわき・平一)緑川正和(鮫川)

本年度の応募作品の傾向としては、中学生や盲・聾・養護学校からの応募が少なく、小学生の作品が大勢を占めました。小学校の作品では技術的に工夫をこらしたものが目立ちましたが子どもの目でとらえ、のびのびと表現させることを重視したいと考えております。

中学生の作品は、レイアウト、配色、彩色技術ともに優れた作品が多くありました。最近、中間色を主調色として彩色された作品が多く見られますが、ポスター本来のねらいでもある伝達力、訴求力等を考慮した配色の工夫が必要です。

最優秀に選ばれた新田君の作品は、下校時の教室内のストーブの消し忘れをテーマにした作品で、黒をパックにストーブを大きく中央に置き、赤色を主体としたグラデーションでていねいに彩色した美しい作品で見る人に対する訴求力が強く、キャッチフレーズ、図柄の構成もよく全体的に美しく表現された秀作でした。

 

教育・文化関係表彰「特別功績者」に児童生徒の部を新設

 

教育・文化関係表彰「特別功績者」に児童生徒の部を新設

県教育委員会では、これまで教育・文化関係表彰のうち「特別功績者」として、オリンピックや世界選手権などで活躍の顕著であった一般社会人を対象に表彰してまいりましたが、県民より「学術・文化・スポーツの分野において活躍の顕著であった児童生徒も対象にすべきである」との声が多く寄せられ、本年度から全国大会で第一位の実績を有する児童生徒の団体を表彰することにしました。

本年度の表彰団体に、全日本合唱コンクール全国大会で十五年連続金賞に輝くと同時に文部大臣奨励賞を受賞した安積女子高校合唱部、全国高校総合文化祭演劇部門で文部大臣賞を受賞した湯本高校演劇部、全国家庭クラブ連盟研究発表大会で文部大臣賞を受賞した富岡高校家庭クラブ、全国高校カヌー選手権大会で総合優勝を果たした二本松工業高校カヌー部の四団体が選出されました。表彰式は平成七年二月九日(木)の十時から表彰される各団体の生徒三名と校長、顧問教諭が出席し、福島市の「杉妻会館」で行われました。

新妻威男県教育長が「これまで培った能力や技量をこれからの人生に生かしていただきたい。また、これまでの体験を後輩の方々に伝えていただき、本県の児童生徒の各分野での活動がさらに充実発展するよう応援してほしい。」と式辞を述べました。

大和郭二県教育委員長からは、あいさつで「各分野で全国第一位の栄誉に輝き、特別功績者表彰を受けられます四団体の皆様おめでとうございます」と努力と研鐙を称える言葉があり、各団体の功績が紹介された後、各団体の生徒に表彰状と盾が贈られました。

 

 

 

 

 


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