教育福島0185号(1995年(H07)02月)-023page

　　

野球はもちろん、運動は嫌いなT君と思い込んでいた私であった。家庭では、私たち保育者の知らない面が多々あること、それを見落としてはならないことを痛いほど思い知らされた話であった。

　　

幼児理解の難しさをつくづく感じさせられた丁君の大きなホームランだった。

　　

(いわき市立四倉第二幼稚園教諭)

　　

　

　　

駅伝との出会い

　　

近藤仁一

　　

　

　　

　

　　

先日、全国高校駅伝大会で兵庫県の西脇工業局校が、男子優勝の栄光に輝いた。史上最強のチームと言われた通りの強さで、高校最高記録を樹立した。その選手たち一人一人の走りに、勝負にかける執念を感じ、改めてそのすばらしさに感動した。

　　

私自身が、初めて駅伝に出会ったのは、中学二年の時だった。駅伝という言葉もよく知らないままに、練習をしていた。その時の恩師の言葉は、今でも心に残っている。「僕は、駅伝が大好きだ。なぜなら努力しただけの結果が出るし、みんなで力を合わせれば、予想以上の力を発揮することができるからだ。そして、駅伝をやったことによって、いろいろな困難にぶつかっても、負けない強い人間になれるからだ。」

　　

そして、その三年後に、

　　

「県大会で優勝するぞ。」と言って、その通りに県大会を制覇した。

　　

私は、今でも恩師の言葉を時々思い出す。恩師は、現在の自分にとって、心の支えであり、永遠の目標でもある。私は、高校に入学するとすぐに、貧血に悩んだ。一時は、校舎の三階までの階段を一気に上がることすらできない状態であった。陸上競技を断念しようかとも思った。しかし、恩師の言葉を支えに、食事療法や造血剤の治療によりやっと回復した。二年がかりであった。

　　

高校三年の時に走った駅伝、これが高校時代唯一の駅伝出場である。そして、県大会六位入賞。私にとって一生忘れられない思い出でもある。

　　

現在は、中学校の体育教師として駅伝を指導している。

　　

すばらしい生徒たちと、試走にそして、練習にと協力してくれた保護者、村の人々の心温まる声援で、平成二、三年度と連続して県大会と東北大会を制覇することができた。本当に、感謝の気持ちでいっぱいである。

　　

生徒の本気に練習に取り組む姿を見ていると、この頑張りを無駄にしたくないと思う。駅伝を通して、生徒たちに、仲間と走る楽しさや、タイムにこだわる厳しさ、苦しさを乗り越えて走った後の充実感などを味わってほLいと思う。そして、何よりも恩師の言葉、「駅伝を通して、困難に負けない強い人間になる。」ことを学んでほしい。

　　

私が、駅伝と出会い、恩師の言葉に支えられて、現在があるように、生徒たちにとっても、すばらしい出会いとして心の中に深く残るようなものにしたいと思い、今日もグランドに立っている。

　　

(表郷村立表郷中学校教諭)

　　

　

　　

公立学校共済組合から

　　

　

　　

「ホテルラフィーネ郡山」の愛称は、もう覚えていただけましたか？

　　

　

　　

公立学校共済組合郡山宿泊所は、オープン十五周年を期し、昨年七月一日に郡山会館の愛称を、「ホテルラフィーネ郡山」と改め、再出発をしてから八か月になりました。

　　

新しい愛称のもとでさらに親しまれ、利用し易い施設であるよう、スタッフ一同サービスの、充実に努めております。

　　

「ホテルラフィーネ郡山」が皆様方の施設として一層発展でき、ますよう、格別のご支援をお願いします。

　　

歓迎会や季節のイベントなど、にもどうぞご利用を！

　　

　

　　

ホテルラフィーネ郡山ご利用の場合

　　

公立学校共済組合・教職員互助会からの助成があります。

　　

・利用助成の額

　　

宿泊………………1人4,000円

　　

会議………会議室使用料の半額

　　

会食　1人4,500円以上の会食(ただし5人以上)……………1人　1,000円

　　

婚礼…………1組100,000円

　　

その他、組合員の特典がございます。

　　

(Tel　0249−23−7172)