教育福島0185号(1995年(H07)02月)-031page
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枠を越え楽しく会食でき、好ましい人間関係を育成することができた。
また、バイキング給食では、事前の活動を工夫することにより、栄養のバランスやエネルギー、色どりなどを考えて選択することができるようになった。
実践研究構想図
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3)勤労生産学習
学校菜園や学級プランターでの野菜の栽培では、自らが収穫した野菜を給食で食べるという貴重な体験ができた。この体験を通して、郷土への関心や勤労の精神、働く人々への感謝の心を育てることができた。
(二) 家庭部会
1) 広報活動の充実
給食だよりなど各種たよりを発行し、望ましい食生活に関する啓発活動を行った。このことから学校給食に対する理解や協力が得られた。また、村の文化祭に学校給食に関する資料を出展し、地域の人々の学校給食への関心を高め、理解を深めることができた。
2) 給食試食会や料理教室の実施
保護者や地域の人々が児童生徒とともに学校給食を試食することにより、給食に対する理解を深め、関心を高めることができた。同時に、給食参観を通し、食事のマナーやしつけのあり方について理解と協力を得ることができた。
また、親子料理教室では、親と子の交流が深まり、和やかな雰囲気の中で楽しく実施できた。この料理教室を通して、家庭での食生活とだんらんの大切さを再確認できた。
(三) 地域部会
1) ポパイ教室の開催
本村住民福祉課では、村民を対象として、各種健康診断で要注意、要精検となった人の疾病予防のための食生活改善事業を行っている。この中で、貧血予防のポパイ教室では、中学生が地域の人々とともに栄養指導などを受けた。
2) 健康づくり料理教室の開催
地域保健協力員の協力を得て、村内23地区の人を対象に開催している。参加者の中から家庭で栽培している野菜とその料理法が紹介されるなど、健康づくりに対する意識が高まってきている。この地域保健協力員からさらに地域全体に食生活に関する意識の広がりを期待したい。
3) 健康・福祉フェスティバルの開催
地域の子供から高齢者まで参加者を募り、・保健福祉団体とふれ合うことにより、健康及び福祉に対する関心を深めるために実施した。
五、今後の課題
(一) 小・中学校の連携が授業研究や給食活動参観などを通して図られるようになっている。食事のマナーや栄養に関する知識など、望ましい食生活のあり方について連携をとりながら指導していきたい。
(二) 家庭に対する広報活動、給食試食会、料理教室など今後も積極的に実施し、食生活改善への啓発を図っていきたい。また、豊かな自然の中で、地域の方と連携しながら勤労生産学習に力を入れ、郷土を愛する児童生徒を育てたい。
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