教育福島0186号(1995年(H07)04月)-006page

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提言

 

「教育福島」創刊二十周年に寄せて

 

文部省体育局長

小林敬治

 

以来、ここに、二十周年を迎えられましたことに、心よりお慶び申し上げます。

 

本誌「教育福島」が、昭和五十年四月の創刊以来、ここに、二十周年を迎えられましたことに、心よりお慶び申し上げます。

私は、昭和四十九年八月に文部省から赴任し、五十二年三月までの二年八ヵ月にわたり、福島教育庁総務課長の職を務めました。その間、この「教育福島」との創刊に関わりました。

本誌は、それまであった福島県教育委員会の広報紙である「教育月報」、「学校教育」、「高校よくしま」を統合し、県教育行政と学校の教壇を結ぶパイプとしての役割を担う新時代の総合誌として企画創刊されたものです。統合するにあたっては、各課から種々の意見がでて、かなり難航いたしましたが、当時の広報担当者の尽力により、県の教育行政上の施策や学校教育に関わる資料等を広い視点から幅広く広報し、学校教育の進展を図りたいという強い意見でまとまったことを記憶しています。

このようなことで発足した「教育福島」とが、その後の時代の変遷の中で、読者のニーズに応えながら当初の趣旨を十分生かしつつ二十周年を迎えられたことは、先生方の永年に亘るご努力の賜であり、ここに、深甚なる敬意を表わすものであります。

今日、初等中等教育においては、自ら学ぶ意欲や思考力、判断力、表現力などの育成を重視する新しい学力観に立った学校教育の一層の改善充実に努めることが求められています。

特に、高等学校教育につきましては、総合学科、単位制高校などの新しいタイプの高校の設置、時代の進展に対応した職業教育の充実など魅力ある高校づくりを進めるとともに、中学校における進路指導の改善充実と高等学校入学者選抜の改善を積

 

 

 


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