教育福島0186号(1995年(H07)04月)-032page

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生涯学習INFORMATION

家庭教育の充実をめざして

父親の家庭教育参加支援事業

生涯学習課

 

一、はじめに

近年の男女共同参画社会への各種の取り組みを始め、労働時間の短縮や学校週五日制の拡大等に対応し、父親の家庭教育への参加を支援するのが本事業のねらいです。

従来の「子育てひろば」に代表される家庭教育ふれあい推進事業を拡充し、特に家庭教育に関する学習機会への参加が難しく、時間的にも子どもとの交流が少ない父親を始めとする男性層を対象にした事業内容が盛り込まれています。

この事業の学習プログラムの例としては基本的に次のようなものが考えられます。

「変わる家族と家庭教育」「いまどきの子ども事情」「おやじの出番」「会社人間から社会人間へ」「子どもの職場参観日」……

また、事業を実施することにより期待される効果としては次のようなことがあげられます。

・職業生活と家庭生活の両立と子育てへの理解が促進する

・経営者、管理者側の家庭や子どもに対する理解が促進する

・男女が共に協力する職場の環境づくりが進む等……

具体的には、市町村教育委員会や公民館に学識経験者等からなる企画委員会を設け、職場・企業との連携により職場内家庭教育の講座を開設し、モデル的な事業として実施することにより、父親が家庭教育に参加することの重要性を認識してもらおうという趣旨で、平成六年度は国見町と白河市においてこの事業が実施されました。

二、国見町の「お父さん教室」

国見町では町内の国見電子の協力を得て、別表のような年間五回の講座を実施しました。開講式と閉講式に講演会を行い、他の三回は親子での体験活動が組まれています。

肉まんじゅうを作る料理教室や小鳥の森での野鳥観察などを通して親子のふれあいが深まり、父親としての役割を再認識する機会となったようです。

参加後のアンケートからは、家庭における父親の重要な立場について再認識され、父親が子どもの教育にもっと関心を示し、積極的に関わりを持つことの大切さがわかりました。

 

親子料理教室

 

親子料理教室

 

三、白河市における事業の展開

白河市では四つの企業の協力を得てそこに

 

 

 


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