教育福島0186号(1995年(H07)04月)-038page

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教育事務所発

<わたしの学校・ぼくらの活動>

相双教育事務所

〒975 原町市錦町一丁目30

TEL (0244)26-1314(代)

 

教育委員会の事業と特色のある教育活動を展開している園や学校を紹介します。

 

管内の各教育委員会、各学校では、新しい教育の創造に向けて、さまざまな取り組みをしています。そのなかで、伊東市少年少女合唱団との交流事業を行っている広野町教育委員会の事業と特色のある教育活動を展開している園や学校を紹介します。

 

伊東市少年少女合唱団との交流事業

広野町教育委員会

 

「伊東市少年少女合唱団」との、音楽を通じての交流事業も早くも三年目を迎えます。この事業は、少年時代を広野町で送られた同合唱団の理事と彼の恩師に当たる当町議会議員が、平成三年秋再会した時の話題が緒となり、翌春、教育委員や文教厚生常任委員が伊東市を訪問、合唱団の定期公演を目の当たりにして、これが生涯学習の一つの理想像とみて参りました。その後協議を経て、同合唱団との第一回の交流会を、平成五年の夏広野町で行う運びとなりました。

 

に醸成された励ましの絆」をすばらしい収穫として読み取ることが出来ました。

 

あいにく冷夏に悩まされていましたが、待望の暑い夏を一行が連れて来たかのように運良く晴れ上がりました。公演初日のタベ、中学校体育館で行われた合唱団の熱演は、多くの観衆を魅了しました。三日間、晴天に恵まれ、交流会は盛会裏に二ッ沼総合公園で締め括られました。駅頭での情景や、後日戴いた文集の各所に、「互いに醸成された励ましの絆」をすばらしい収穫として読み取ることが出来ました。

平成六年には、広野小学校の器楽クラブが伊東市を訪ねて、交流会を持ちました。前年とは打って変わって、暑い夏、水不足が毎日報道されていました。思わぬ豪雨に見舞われもしましたが、伊東市の温まる歓迎、子どもたちの懸命なる弦楽演奏を聴いて戴けた喜び、アンコールの拍手に包まれた感動、そして伊東市の福島県人会から寄せられたご厚情は、子どもたちの心に深く刻まれた事でしょう。

今年度も天の時、地の利、人の和を活かし、次代を担う子どもたち相互の豊かな心を育む手助けとなるよう、引き続き計画を進めています。

 

環境を大切にした園教育

小高町立金房幼稚園

 

園児にとって初めて経験する集団生活は、不安でいっぱいです。親から離れられずに泣く子、一定の場所から動こうとしない子、不安な心が様々に表現されています。園生活にも慣れ、安定した心持ちで生活するようになってくると、子どもたちは友達の持っている物や動きに興味を示し、他の子の存在を意識するようになってきます。

昨年、四歳児に見られた光景を紹介します。紙テープをひらひらさせながらくるくる回ったり、ポーズを取って、遊んでいた子どもたちに曲を流してやりました。大好きなセーラームーンの曲です。ヒーローのイメージが浮かんできたのか、子どもたちの表情が変わり、気持ちが高ま

 

 

 

 

 


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