教育福島0187号(1995年(H07)06月)-008page
特別企画
「ふくしま国体」開催後のスポーツ振興方策について
保健体育課
第五十回国体「ふくしま国体」は、冬季大会スケート・アイスホッケー・スキー競技会からいよいよ始まり、多くの感動と成果を残し終了しました。
今後は、念願の男女総合優勝を果たすため、夏・秋季大会に向け、万全の態勢で臨みたいと考えております。
さて、国体開催の意義は数多くありますが、中でも、国体開催後の生涯スポーツの振興は極めて重要であると考えております。
過日、県スポーツ振興審議会から「ふくしま国体」開催後のスポーツ振興方策について「建議」されましたので紹介します。
建議の様子
建議
はじめに
スポーツは、私たちの心とからだの健全な発達を促すとともに、明るく豊かで活力に満ちた社会の形成に寄与するものである。
近年における所得水準の向上、自由時間の増大、高齢化の進行など、急激な社会環境の変化に伴い、県民の間には健康増進や精神的な充足感を求めてスポーツ活動に親しむ人々が増加してきている。
また、「ふくしま国体」の開催年となった現在、諸準備の推進とあいまって、県民のスポーツに対する関心は一段と高まってきており、競技スポーツ振興のバロメーターともいうべき国体の成績も、これまで実施されてきた競技力向上対策事業が功を奏し、県民の期待する国体総合優勝に向けその成果は着実に表れつつある。
このような状況にあって、「ふくしま国体」開催後を見据え、真に本県のスポーツ振興を図るためには、県民がスポーツを文化として認識し、スポーツの自発的な実践が高い価値を有するという意識を醸成するとともに、本県がスポーツ先進県としての地位を築くことが極めて重要である。
このため、「ふくしま国体」開催後においても競技水準の維持向上に努めることはもとよ