教育福島0188号(1995年(H07)07月)-040page

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教育事務諸初

〈わたしの学校・ぼくらの活動〉

県南教育事務所

〒961 白河市昭和町269

TEL (0248)23-1667

 

新校舎多目的ホールで学年発表

 

新校舎多目的ホールで学年発表

 

管内の各教育委員会、各学校では心豊かでたくましい児童生徒の育成をめざし、様々な取り組みをしています。

それらの中で、特色ある活動について紹介します。

 

「知識も知恵も」

小・中学校基礎学力向上推進事業

白河市教育委員会

 

平成六年度より県教委の指定を受け、市内全小・中学校が連携を図り、児童生徒の学力の向上をめざした授業改善と教職員の研修のあり方について実践を重ねてきています。

授業改善の中心はTT方式及び個に応じる指導の積極的な導入です。昨年度は、数回の共同授業研究を行い、小・中連携を図り具体的な授業を通して、改善の方向を探ってきました。TTの導入により、これまで以上に一人一人の子どもに目を向け、手をかけてやることが可能になり、わからない子がわかるように、伸びる子はさらに伸びるようにする手だてが明確になってきました。また、学力の実態を的確に把握し、具体的な手だてを講じることが学力の向上につながることも確認されました。

さらに、共通理解を図るために、市教委より「研究資料」を発刊し、授業改善のよりどころとして各学校で活用しております。中央講師を招いての教育講演会、先進校視察でのT・Tの活用や学校体制のあり方についての研修等も実施してきました。

学力向上を支えるものとして「心の教育」や「学級づくり」にも力をいれ、毎日の地道な授業改善の継続が確かな「知識」と豊かな「知恵」を育てるものと信じて実践を進めています。

 

中学校数学科におけるT・T方式による授業

 

中学校数学科におけるT・T方式による授業

 

交通安全教育の効果的な進め方

 

矢吹町立矢吹中学校

本校は、平成六年度に日本体育・学校健康センターより「学校安全に関する研究学校」を委嘱され、二年目を迎えました。研究内容は、学校安全の三分野の中の交通安全に焦点を絞りました。

平成七年度研究計画

一 安全教育全体計画の改善

二 交通安全教育の共通理解

三 交通安全に関する実態の把握

四 諸活動における交通安全指導

(各教科、道徳、特別活動、学校行事、生徒会活動、学級活動等)

五 家庭、地域への協力依頼啓蒙活動(学年だより、生徒会新聞、PTAの広報活動等)

学級活動の時間等を使い、交通安全に対する意識を高め、実践できるように指導しています。また、生徒が通学に使用している自転車は、生徒会が中心となって自主的に点検をして常時に安全に走行できるようしています。点検の様子(写真)は放送委員会でビデオ撮影し、昼食時に全校にテレビ放送し、全校生徒に注意を促しています。

このような指導の結果、昨年度末の生徒のノートには「交通安全に心

 

 

 


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