教育福島0188号(1995年(H07)07月)-041page
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がけ、他人に迷惑をかけないようにしたい」「交通安全にこころがけ正しい自転車通学をしたい」という生徒の声が出始めました。
更に、生徒の交通安全への意識を高め、自分や他人を事故から守る実践力の育成を目指して今年度も研究を推進していきたいと考えています。
ランチルームの効果的活用
鮫川村立西野小学校
阿武隈山地の南端に位置する鮫川村にある本校は、児童数六十一名の小規模へき地校です。今年三月下旬念願の新校舎が落成し、児童ばかりでなく地区住民あげてこの完成を祝いました。
この新校舎の目玉として「ランチルーム」があげられます。広さ約百四十六平方メートル、扇形のフロアーで天丼が吹きぬけとなっています。また、南側が全面ガラス張りで非常に明るく、外が肌寒い時期でも暖かい空間です。
本校では小規模校の特色を生かしランチルームを次の様に活用しています。一つ目は、児童と教師が十一の縦割り班を作り、全員揃ってランチルームで給食を食べていることです。上級生が下級生の面倒を見ながら楽しい雰囲気での会食が行われています。児童の主体的な活動の推進、偏食指導の工夫、異学年の交流による思いやりの心の育成などを柱に、秋には学校給食の実践発表を行う予定です。二つ目には、このランチルームを集会活動に利用していることです。詩や俳句の発表会、六年生を送る会、PTA総会等用途は様々で、明るく、手頃なスペースとして児童のみならず保護者からも大好評です。
新校舎が落成してから三ヶ月目を迎えた現在、さらにランチルームを始め様々なスペースの活用を工夫し開かれた学校を目指していきたいと考えています。
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生涯学習モデル事業
塙町教育委員会
塙町では、平成六年度生涯学習モデル市町村事業の指定を受け、生涯学習推進体制の基盤整備を進めてきました。塙町の生涯学習の重点に「地域づくり」があります。町内には、十五の公民館及び分館等があり、ここを生涯学習の地域活動拠点として位置づけています。
これらの施設で行われた活動で本年度も継続しているものに、地域自主学級及びビデオ大学があります。
地域自主学級は、町内に三十以上あり、自分たちで学習内容を決め、活動しています。町では、この学級の育成に力を入れており、計画立案に対する助言や指導者の派遣等を行っています。
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また、ビデオ大学では、郡山女子大の協力を得て、ビデオを視聴しながら食物や育児等専門的な学習をしています。さらにビデオ学習を補完するために、離れたところにいる指導者の顔を見ながら講義を受け、質問できる双方向通信テレビ会議システムを使用して、一方的な授業にならないようにつとめています。受講者からは、わからない言葉や内容等その場で問い返すことができるとたいへん好評です。
この二つの事業は、地域活動の活性化とともに生涯学習の重要な柱となっております。
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