教育福島0189号(1995年(H07)09月)-038page
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教育センターから
「参加型の講座」を目指して
社会科におけるディベート、ロールプレイング、ソシオドラマを用いた基本研修
一、はじめに
「児童・生徒に主体的に学ばせる」ということが、現在課題になっています。同じように、教師にとっても主体的に学ぶということは、とても重要なことではないでしょうか。「参加型の講座」は、その一つの提案になるものと考えています。
一口に「参加型の講座」と言っても、様々な方法が考えられますが、今回は、先生方が積極的に活動に参加し、主体的に学ぶ例として、基本研修の社会講座を紹介します。
二、「参加型」を目指した社会講座
まず、研修室に入られた先生方は、その様子に驚かれるようです。机が無く、椅子だけが丸く置いてあるからです。これは、机という心理的な壁を取り払うことをねらいとしています。このような中で、ゲームや発声練習などのウォーミングアップを行い、それから講座の内容に入るようにしています。
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発声練習の風景
〈ディベート演習〉
ディベートでは、賛成・反対の立場で互いに議論を闘わせます。
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議論を闘わせる先生方
テーマ設定・グループ編成から資料収集・分析、そして、論を立てて討論に至るプロセスのすべてがディベート学習です。また、社会科学習の方法としてディベートを用いる場合、これらの活動を単元計画の中にどう位置づけていくかが大切です。講座の中では、それぞれの活動のよさや問題点を先生方自身に考えていただくようにしています。
先生方の感想には、次のようなものが多く見られますので、その一部を紹介します。
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