教育福島0189号(1995年(H07)09月)-051page
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教育・イン・ザ・ワールド
−語学力抜群、日本語研究にも力を入れるシェリー先生を迎えて−
国際化にふさわしい教育の話題をシリーズで紹介する「教育・イン・ザ・ワールド」。今回は、県立安積女子高等学校から、派遣校でのAETの活動の様子を紹介します。
昨年5月にアイオワ大学を卒業し、やはり福島県のAETとして勤める夫のスティーブンさんと一緒に来日、安積女子高校四代目のAETとして着任しました。
英語はもちろん、イタリア語、ロシア語、日本語でもコミュニケーションがとれるという特技のおかげで、語学に対する生徒のモティベーションは大いに高められました。その影響もあって今年の卒業生からは3名が留学に出発しました。
普通科の授業では、主にリーダーを中心としたティーム・ティーチングの中で、その広い知識が生徒を魅了しています。英語科ではLLの授業を担当し、コミュニケーション能力の応用としての声の日記(VoiceDiary)吹き込みやテープによるコマーシャル作成の課題等で、生徒たちは独創力を大いに発揮し、先生を喜ばせました。
生徒たちの授業評です:「初めは話すスピードが速くて、ついていくのが大変だったけど、今は慣れてきて、そんなに速く感じない。それに日本ではまだ封切られていないアメリカ映画のビデオとかも見せてもらえるので、よしヤルゾーっていう気分になります。質問に行くといつも何か本を読んでいて、勉強家だなって思います」
シェリー先生自身が大学時代からの日本語研究を続けていて、放課後の職員室には12月の日本語能力試験2級受験にむけて寸暇を惜しんで勉強している先生の姿が見られます。
好奇心にあふれた大きな目をクルクルさせ、いつも生徒を活動させようと努力する姿に、英語の『教育(Education)一の源義「引き出す」の実践を身近に見て、生徒のみならず教職員も大きな刺激を受けています。)
3年の英語科の生徒たちと
自転車で近所を探索
授業風景
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